イルカ!遺跡!世界遺産!メキシコ随一のビーチリゾート、カンクンのおすすめアクティビティ
今、日本からメキシコへの渡航者が増えています。2017年2月に就航したANAの直行便、2017年3月に増便したアエロメヒコ航空の直行便を合わせて、毎日2便の直行便が成田とメキシコ・シティを結んでいます。
個性的な都市が集まるメキシコですが、日本人観光客に人気なのはカリブ海に面したカンクン。約22kmにわたって白砂が延びるビーチリゾートは、アメリカ人がこぞって訪れるエンタメ天国なんです。そこで、今回はカンクンでどんな遊びを楽しめるのか、人気のアクティビティを紹介します。
チチェン・イツァ/Chichen Itza
カンクンといえば、リゾートホテルの前に延びる純白のビーチ。ソーダ色の海を見ながらのんびり過ごすだけで、日ごろのストレスがするすると溶けてなくなっちゃうのですが、もう少しアカデミックなところで古代遺跡も有名です。
カンクンが位置するユカタン半島は、紀元前から13世紀頃までマヤ文明が栄えた地。鬱蒼と茂るジャングルの中から、巨大なピラミッドや神殿跡が見つかっているんです。点在する遺跡のなかで、カンクンから行きやすいのは世界遺産に登録されているチチェン・イツァ。高さ24mの神殿がそびえる遺跡は、戦闘部族トルテカの影響を受けた華やかな装飾が特徴です。
腹部に生贄の心臓を捧げたといわれるチャックモールや、マヤ文明の遺跡でよく見られる雨神チャック(山神という説もあり)など見どころたっぷり。メソアメリカ最大の球戯場や壁面にドクロが刻まれた台座、ツォンパントリも必見です。
カンクンのホテルゾーンからはチチェン・イツァまでは車で約2時間30分。毎日、ガイド付きのツアーが開催されています。
トゥルム/Tulum
もう1ヵ所、マヤ文明の遺跡をご紹介。内陸部に造られたチチェン・イツァとは違い、トゥルムがあるのはカリブ海を見下ろす崖の上。トゥルムとは「囲み」という意味をもち、その名のとおり海に守られた要塞都市だったと考えられています。
トゥルムが造られたのは12世紀。マヤ文明の終末期にあたり、16世紀にはスペイン軍の攻撃によって陥落しました。断崖の上の神殿を中心に、左右に風の神殿と海の神殿が建ち、一段下がったところにその他の建物が点在。崖の下に広がるビーチではのんびりくつろぐ人々の姿も見られる、なんとも不思議な風景です。
規模が小さなトゥルムはゆっくり見ても1時間ほどで回れます。そのためシェルハ(Xel-Ha)というマリンパークとセットになったツアーが定番です。
シアン・カアン/Sian Kaan
リゾート開発が進んでいるイメージが強いカンクンですが、にぎやかなのはホテルゾーンと旧市街くらい。繁華街を離れると、ユカタン半島はほとんどが鬱蒼と茂るジャングルに覆われています。
シアン・カアンは、ユカタン半島の東海岸をカンクンよりも南へ下ったエリア。5280㎢の広大なジャングルと海域が自然保護区に指定されています。
Ph giuseppemasci/123RF
1987年には世界遺産に登録され、美しい景観と多様な生物相を楽しむエコツアーが話題に。ジャングルの中にはマヤ文明の遺跡もあり、歴史と自然を肌で感じられるのが魅力です。
マングローブが茂るラグーンでは泳ぐこともできます。石灰質の白泥が沈殿した水路を、プカプカと浮かびながら流されていくのですが、これが最高に気持ちいい。澄み切った水に癒されるリラックスタイムです。
セノーテ/Cenote
ユカタン半島では、セノーテと呼ばれる地表にぽっかりと空いた天然の泉が見られます。これは石灰岩質のユカタン半島ならではの地形。
Ph Masashi Yoshikawa
ユカタン半島に降った雨は、地上にたまらず地下川となって流れます。この地下川の水位が氷期に上がり、地上の鍾乳洞を飲み込んで、さらに鍾乳洞が陥没したり天井が崩れたりするとセノーテが誕生します。
マヤ文明の時代には井戸として、また雨乞いの貢物を捧げる聖なる泉として利用されていたセノーテですが、現在はスノーケリングやダイビングを楽しめるセノーテも。入口から光が差し込む神秘的な光景が見られると人気です。チチェン・イツァの観光とセノーテスイムがセットになったツアーも開催されています。
ドルフィン・ディスカバリー/Dolphin Discovery
カンクンのホテルゾーンからボートで20分ほど沖に、イスラ・ムヘーレスという島があります。カンクンに負けず劣らずの白砂ビーチが延びる島で、評判のアクティビティがイルカと遊べるプログラム。
ドルフィン・ディスカバリーという施設で行われるプログラムは、バンドウイルカとキスをしたり、胸ビレで引っ張ってもらったり、足の裏を押してもらったり、テンションアップ間違いなしの内容。潮の流れがよいため施設内の透明度は高く、気持ちよく泳げます。
施設内にはイルカのほか、シーライオンやマナティも飼育されています。プログラム終了後は、イスラ・ムヘーレスでのフリータイムを楽しんでから帰ってもOK!
シカレ/Xcaret
シカレはカンクン発のエクスカーションとして古くから知られた施設。マリンパークとマヤ文明のテーマパークが一緒になっており、穏やかな入り江で泳いだり、約600mの地下水路を浮き輪で下ったりと自然を生かした造りになっています。地下水路といってもときどき地上に出るので圧迫感はなし。緩やかな流れにのってのヒーリングタイムです。
Ph Xcaret
マヤ時代の村を再現したマヤン・ヴィレッジでは、かつて栄えた文明の息吹に触れられます。細かな装飾が美しい工芸品は、高度な技術が発達していた証。ときどき開催されるショーからもマヤの文化を垣間見られます。
Ph Patryk KoA mider/123RF
夜はマヤ文明の歴史をミュージカル仕立てで紹介する壮大なショーを開催。メキシコ各地のダンスも見られ華やかです。ディナー付きのコースもあるので、夕食がてら出かけるのもよいでしょう。
Ph Xcaret
エクスプロール/Xplor
今、カンクンで最も人気が高いエクスカーションがこちら。シカレと同じ会社が経営するネイチャーパークで、最大の魅力はジャングルの上を滑走するジップライン。総延長4kmのジップラインは、時速30kmにもなるエキサイティングな体験です。
Ph Masashi Yoshikawa
ほかにも水陸両用の四駆バギーでパーク内を走り回り、鍾乳洞を流れる約400mの川をゆったり川下り、そしてイカダでのラフティングなど一日中遊べるアクティビティが用意されています。
Ph Xplor
入場料にアクティビティと食べ物、飲み物が含まれたオールインクルーシブプランなので、財布の中を気にせず遊べるのもメキシコらしくてよいですね。
水中美術館/Museo Subacuatico de Arte
透明度の高いカンクンの海はダイビングやスノーケリングを楽しむには最高の舞台。沖に浮かぶイスラ・ムヘーレス周辺でのスノーケリングツアーが定番ですが、なかにはちょっと変わったスノーケリングツアーも。それが水中美術館でのスノーケリングです。
Ph/Cancun Convention & Visitors Bureau
カンクンの沖、2ヵ所に500以上もの彫像が沈められていて、何とも幻想的な光景が。これらの彫像はイギリス人の芸術家ジェイソン・デカイレス・テイラーさんが中心となって制作したもの。
サンゴが植えられた彫像は魚たちの隠れ家になっていて、カリブ海の固有種が見られるのもポイントです。カンクンでしか見られない不思議な光景を見にいってみては?
カンクンの人気アクティビティを紹介いたしましたが、いかがでしたか?ほかにもジンベエザメと泳げるスノーケリングツアーや、ピンクに染まる湖へのツアー、ロマンティックなディナークルーズなどなど多彩な遊びに参加できるカンクン。もちろんビーチでのんびり過ごすだけでも楽しめるので、今年はメキシカンカリブへの旅も候補に入れてみてくださいね!
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