サン ミゲル パレスはコロニアル様式の建物。二階建てで、先が尖った窓が印象的。外の階段も豪華な雰囲気をかもし出しています。パレスの前に植えられたヤシの木は優雅さを演出。同時にその前に置かれた大砲からは力強い印象を受けます。そしてここからは、海の近くにある傾斜した石畳の広場を眺められます。歴史ある家具やインテリアもぜひ見学しましょう。
アウロラ リマがステンドグラスに描いた大天使ミカエルも要チェック。他にもパレスの中には見どころがいっぱいあります。一階、二階、そして地下も見学しましょう。一階には以前、統治者が住んでいましたが、今は事務所が入っています。地元アーティストのウォッシュ ホドリゲスが描いた壁画も一見の価値あり。二階に上がれば、海と緑の丘が織り成す壮大な景色を満喫できます。
広場に出たら、きれいな赤色の建物を正面から写真に収めましょう。窓枠、バルコニー、柱は全部真っ白。建物の前に掲げられた緑のブラジル国旗が際立っています。正面を守るのは 4 つの大砲。その内の 2 つには車輪が付いています。中心に並ぶ 2 つの大砲の真ん中には、印象的なモニュメントが立っています。ここには説明文が書かれているので、少し読んでみましょう。
この建物は、フェルナンド デ ノローニャの行政本部として 1947 年に建てられました。この建物を指揮したのは共産主義者のマリアーノ ルセナ。ちなみに彼は昔、政治犯でした。サン ミゲル パレスは刑務所跡地に建てられています。今でも壁の石など、刑務所の名残が見られます。
建物の見学は無料で、月~金曜日の朝から夕方まで開放されています。ただしお昼休憩があるので要注意。
サン ミゲル パレスは島の北東にあるヴィーラ ドス レメージオスにあります。建物や広場からは、海へと下るように石畳が広がるアルマス プラザが見渡せます。近くには、コロニアル様式の教会、カショーホ ビーチ、コンセイサオ ビーチがあるので足を運んでみましょう。