この博物館では、多彩な少数民族の美術工芸品、仮面、道具類などの展示からマハーラーシュトラ州が持つ無数の側面を垣間見ることができます。
マハーラーシュトラ州の多数の少数民族の文化、言語、美術工芸品を紹介する部族博物館は、食風習から信仰まで、各部族の特徴をとらえた写真や文化財、仮面や各種道具類などを展示している施設です。この博物館は州内の約 50 部族の特徴的な文化を取り上げおり、この州のさまざまな歴史と現在に触れることができます。
1962 年に地元の多様な民族の技芸や文化を保存する目的で設立され、館内の展示からは、マハーラーシュトラ州に住む原住民族の生活が浮かび上がってきます。多様な楽器、装身具、道具類をご覧ください。紙でできた祭礼用の仮面の鮮やかな色づかいが、背景の白い壁にいっそう引き立って見えます。
信仰の象徴となる神仙像、狩猟道具、化粧用具、美術工芸品は見応えがあります。展示物の隣にある解説文は、英語の翻訳が付けられており、内容も詳しいものとなっています。地元の民族たちが信仰する超自然の存在について学び、祭祀用具を見てみましょう。
昔の写真からは、さまざまな少数民族の当時の様子を知ることができます。館内の写真、展示資料の多くは、州内のサヒアドリ地方、ゴンドワーナ地方の諸部族から集められたもので、コルク族、カトカリ族、コラム族などについての理解を深めることができます。部族の文化について興味がわいたら、併設図書館にある文献で詳しく調べてみましょう。
この施設の閉館日は毎週日曜日です。それ他の曜日は、朝から夕方前まで開館しています。博物館への入館は有料です。
部族博物館は、プネー中心市街の商業地区にあります。ミュラ川に架かるイェラワダ橋のすぐ南に位置し、プネー鉄道駅から徒歩またはリキシャですぐです。シャニワル ワーダー、サラス バウなど、他の名所も近く、徒歩圏内です。