本州の主要都市のひとつ、仙台は、素晴らしい美術館、博物館、大学、建築物が待つ刺激的な現代都市です。
東北地方最大の都市仙台は、美しくて、豊かな緑が広がることから「杜の都」と呼ばれています。古い歴史を持つ仙台市街は、第二次世界大戦で大部分が焼け野原と化し、その後、現在のような近代都市として生まれ変わりました。
とはいえ、仙台には歴史と現代を対比できる名所もあります。大崎八幡宮は、仙台では珍しく、昔からの姿がそのまま残されています。1607 年に創建され、国宝に指定された社殿は、豪華絢爛たる安土桃山文化を今に伝える建築で、当時を偲ぶことができます。これとは対照的な名所が、現代的なデザインのせんだいメディアテークです。高名な建築家伊東豊雄がコンセプト設計を担当した図書館で、ギフトショップやカフェも併設しています。
宮城県美術館は、東北ゆかりの芸術家だけでなく海外の芸術家の作品も展示しており、広々とした庭園には屋外彫刻も見られます。仙台城跡からは、市街を一望できます。仙台城は第二次世界大戦中の空襲で焼失しましたが、威厳あふれる石垣と城の跡だけでも息をのむような迫力があります。土産物のショッピングなら、クリスロードがおすすめ。歩行者専用のアーケードで、安心して買い物を楽しめる仙台の主要なショッピング街です。
仙台には複数の大学があり、学問の中心地としても高い評価を得ています。市内最大の東北大学は、日本でも最も歴史の古い大学のひとつで、国際的にも高い権威が認められています。学生が多いため、仙台の街の中心部にはさまざまなレストランや居酒屋が軒を連ねています。
仙台へのアクセスは、飛行機、鉄道、車ともに非常に便利です。仙台空港は国内便が充実し、少数ながら国際線も乗り入れています。東北新幹線を利用すれば、東京から仙台までは、わずか 2 時間ほどです。