オクラホマ州を訪れる人は、ミュージカルのオクラホマ!で見た大草原の景色を期待するようです。ロデオとどこまでも続く草原を楽しむのはもちろんのこと、洗練された大都会の一面にも触れてください。
州のほぼ中央部に位置する州都オクラホマ シティでは、充実した文化体験ができます。博物館や美術館、ギャラリーなどのほか、毎年行われるダウンタウン アート フェスティバルも楽しみです。ザ パセオ アーツ ディストリクトには、15 を超える多彩なギャラリーが集まっています。中心部にあるミリアド植物園の散策は、息抜きにぴったりです。ヘフナー湖の灯台へも足をのばしてみましょう。有名なオクラホマ ナショナル ストック ヤーズでは、定期的に家畜の競りが行われています。
印象的な建物の州議会議事堂も見学してみましょう。美しく造園された敷地には、今も使われている油井もあります。オクラホマ州では、1 世紀以上にもわたって石油を産出してきました。州内をドライブすると、オクラホマの景色にかかせない、油井やぐらが絶えず動きつづけている様子が見られます。風車もまた良く見られる光景です。オクラホマ州に風力がどれだけ大切なのかを知るには、シャタックにある風車博物館を訪れるといいでしょう。30 基を超える古い風車が展示されています。州の南西部の大草原地帯では、現代的な風車を見ることができます。
タルサには、23 m (76 フィート) の黄金の石油採掘者の像があります。ギルクリーズ美術館では、ネイティブアメリカンやアメリカ西部美術のコレクションが充実しています。フィルブルック美術館では、クラシックからコンテンポラリーまでさまざまな作品が展示されています。館外の敷地も美しく造園され、一見の価値があります。タルサのダウンタウンに灯る明かりが、アーカンソー川に映る様子をご覧ください。
オクラホマ州の各地では、風変わりなお祭りの数々を楽しめます。ポールズ ヴァレーで行われるオキエ ヌードリング トーナメントでは、手で魚を捕まえる競争をします。ウッドワーズ レッサー プレーリー チキン フェスティバルでは、野生動物を見ることができます。ビーバーズワールドチャンピオンシップの牛糞投げコンテスト。参加してもいいし、競技を見て笑い転げるだけでも楽しめそうです。オクラホマが州として成立した後、黒人がつくった町ボレーでは、ボレー ロデオや BBQ フェスティバルをお楽しみください。
オクラホマ州では、洞窟探検、スカイダイビング、ハイキング、イリノイ川でのボート、バードウォッチング、コウモリの観察などのアクティビティが楽しめます。オクラホマ州に別れを告げるころには、ミュージカル オクラホマの主題歌を “You’re doin’ fine, Oklahoma…O-K-L-A-H-O-M-A!” と口ずさんでいることでしょう。