混み合い、雑然としたニュー マーケットには 2,000 以上の露店やショップなどがひしめいて活気があります。多くの店は屋根の下に入っており、まるで巨大な迷路のようです。格安の洋服から高価なジュエリー、新鮮な果物や魚介類まで、実に様々な種類の品物が並んでいます。
ニュー マーケットの歴史は 1874 年にさかのぼります。長年にわたり、カルカッタの議長であった人物にちなんで、スチュアート・ホッグ卿マーケットと呼ばれてきました。その名前は今でも、ビクトリア ゴシック様式の壮大な建物の入口の上に残っています。この巨大なアーケードは 2 度の火災を生き延び、コルカタで最も人気のあるショッピング スポットであり続けています。
マーケットを探索するのに、少なくとも数時間はかかると考えておいた方がいいでしょう。値引き交渉はここでは基本ですので、有利な価格になるまで積極的に値切ってみましょう。露店の多くは取り扱う商品ごとにまとめられてセクションが出来ていますが、それでもマーケットの中を歩くと迷いそうになります。
お目当ての物が既に決まっていて、漫然と歩き回るのを避けたい場合は、クーリーと呼ばれるガイドに場所を尋ねるといいでしょう。クーリーは、入口近くに集まっています。少額かつ交渉可能な料金を支払えば、クーリーが人混みの中を案内して目的の場所まで連れて行ってくれます。
レストランのひとつで食べ物を買い求めることもできますし、マーケットの建物から外に出て、露店で紅茶とベルプーリーを試してみるのもおすすめです。ぜひ、Nahoum and Sons のマジパンとフルーツケーキを味わってみてください。この人気の菓子店は、1902 年以来ずっと、ニュー マーケットの同じ場所で営業を続けています。
ニュー マーケットは日曜日を除く毎日、午前中から夕方頃まで営業しています。土曜日は、午後早い時間に閉まります。ニュー マーケットはコルカタの中心部に近く、タクシーのほか多くのバスの便を利用して簡単に訪れることができます。最寄の鉄道駅も歩いて数分の距離です。地下にメーター式の駐車場もあります。