ドーハのイスラム美術館 (MIA) を訪れたら、建物自体や多くの所蔵物に見られる幾何学模様に注目しましょう。コレクションは、カラフルな陶器、ガラス、宝石、金属細工、織物など、多岐に渡ります。これらは、王子やカリフ、皇帝だけでなく、中東およびそれ以外に住む一般の人々のために作成されたもの。いずれも優れた芸術性と職人技で見る者を魅了します。7 世紀から 19 世紀までの美しく描かれたコーランや、科学および文学作品も所蔵しています。
見事な芸術作品や室内の装飾は、自由に写真撮影できます (ただしフラッシュは使わないこと)。見学は 2 階の導入セクションから開始します。最初に、科学、パターン、カリグラフィー、人物アートに関連する常設展示室を訪れます。次に 3 階へ移動し、トルコ、イラン、インド、エジプト、シリア、中央アジアから集められた作品を見学します。1 階と 4 階には特別展示室があります。また、イスラム美術やカリグラフィーなどのテーマを扱ったレクチャーおよびワークショップも開催されています。
美術館は、ドーハのウォーターフロント、ラ コーニッシュにあります。このウォーターフロントエリアには、他にも家族で楽しめる場所がいっぱい。緑が広がる MIA パークは、海の向こう側の街並みを眺めながらリラックスした散歩を楽しむのに最適です。子ども向けプレイグラウンドは、さまざまな年齢の子たちが楽しめるよう設計されています。また、自転車とバンジートランポリンも利用できます。
半円形の遊歩道を歩きながら、湾の水面に映る美術館をあらゆる角度から眺めましょう。桟橋の端には、アーティストのリチャード・セラによる「7」と呼ばれる鉄の彫刻があります。
美術館へは、ハマド国際空港からタクシーで約 15 分、またはスーク ワキフから徒歩約 20 分で到着します。美術館は毎日午前中から夕方まで空いていますが、金曜日は午後のみ開館しています。入場券は現地で購入できます。また、さまざまな曜日にさまざまなテーマで、無料のガイド付きツアーが催行されています。MIA パークへの入場は無料です。
美術館では、併設のカフェや書店を訪れたり、予約をして IDAM レストランで高級料理を楽しむこともできます。また、交響楽のコンサートが毎月開催されています。予定されているイベントの詳細については、MIA の公式ウェブサイトでご確認ください。