ミヨーの一番の特徴といえば、世界で最も高い橋がかかっていることです。けれども、途方もない大きさを誇るこの橋のほかにも、南仏の町ミヨーに滞在するべき理由は数多くあげられます。ミディ - ピレネーの広い渓谷の中にあり白い崖に囲まれたミヨーでは、ハイキングやサイクリングも楽しめます。町の中では、古い建物や革製品を扱う作業場を見ながら散策しましょう。革製品はこの町の特産品として知られています。
どの方向からミヨーに到着しても、ミヨー高架橋が必ず目に飛び込んできます。この斜張橋は高さが 343 m (1,125 フィート) もあり、エッフェル塔よりも高い鉄塔が使用されています。 複数ある展望所から、工学技術の偉業とも言えるこの橋をじっくりと観察しましょう。特に眺望の良いスポットの一つは、ヴィアダック エスパース情報センターにあるジャルダン デ ゼクスポラテュールです。建物の中には、橋の歴史を示す博物館もあります。
町の中に入ると、アラゴンのアルフォンソ 2 世王のために 12 世紀に造られた王たちの方形塔が見えてきます。ほかにも、同じく 12 世紀のエスピナスのノートルダム教会や、18 世紀に建てられたAyrolle 洗濯所などの歴史的建造物があります。
ミヨー博物館を訪れると、町の歴史についてさらに詳しく知ることができます。先史時代やローマ時代の化石や考古学的な遺物を見学してみてはいかがでしょうか。博物館では、ミヨーにおける革製品と皮手袋の産業についての歴史にも触れてみましょう。この町は中世の時代から現在までずっと革製品の主要な産地となってきました。ブティックや皮なめしの作業場で、高品質の革製品を探してみてください。町の散策の合間には、主要な広場であるマンダルス広場のカフェでひと休みしましょう。
のんびりとした田園地帯の散策にしても、本格的な登山にしてもグラン コース地域公園へ向かうとよいでしょう。ハイキングのトレイルは全長 3,000 km (1,850 マイル) におよびます。
ミヨーからは道路の接続が便利で、国内各地へのアクセスが良好です。長期の休暇でフランス各地を巡る際に 1 泊する場所としても最適な美しい町です。