ジャイプールにはサーモンピンクの建物が多く立ち並ぶことから、「ピンク シティー」と呼ばれるようになりました。丘の上の城砦や豪華な宮殿、活気あるバザール、スリルのあるフェスティバルなどを見て回りながら、鮮やかな色彩と豊かな歴史に満ちたこの街のベールを剥がして探索していきましょう。
この街は、マハラジャのサワイ・ジャイ・スィン 2 世が 1727 年に設立しました。街は旧市街を中心として計画的にレイアウトされ、その様子は城砦の城壁から見て取ることができます。広い通りを歩いたり、値段の安い人力車を利用したりしてアトラクションを巡りましょう。
多くの窓が配されピンクのファサードがある宮殿ハワ マハールでは、ジャイプールのエリート女性の生活について知ることができます。その近くには、ジャンタル マンタル天文台があります。ここには 18 世紀の天文学の機器が保存されています。少し西に歩くと、ラジャスタニとムガールの様式の歴史ある建築、シティー パレスがあります。ペルシャ式庭園に囲まれた中庭でひと休みしてはいかがですか。
旧市街のバザールでは、独特のインドのひねりを効かせた値切り交渉術を試してみましょう。ジョハリ バザールで手作りのアクセサリーを探したり、綿産業で財を成したジャイプールの資産家の豪邸を見たりするのも面白いでしょう。パハール ガンジの宝石加工の店先も一見の価値があります。バプ バザールでは布地やサロン、キシャンポールでは香水の物々交換をしてみましょう。ランチタイムには、街中に何百とあるカレーの屋台でお腹を満たすことができます。
中央博物館では、装飾の施された布地や伝統的な機器を見学しましょう。その後はインド博物館で、地元の民芸品に秘められた意味などを学んではいかがでしょうか。
午後には太陽寺院を訪れてみましょう。巡礼者たちは、その神聖なプールで水浴びをします。市街を見渡すパノラマが楽しめますが、厚かましいサルにはご注意を。アンベール城では、古代のインドの人々の壮大な野望に感嘆の念を覚えるでしょう。この 16 世紀の城砦は、ヒンズーとムガールの様式を体現しています。
1 月に訪れると、毎年恒例のカイト フェスティバルで空中に凧がはためく壮観な眺めが楽しめます。ジャイプールでは 3 月に象のフェスティバルが開かれ、象のパレードや象に乗って行うポロの試合などが見られます。
ジャイプールは、アグラやニューデリーを含む人気の観光地域「黄金の三角地帯」の中にあります。夏の暑さと、その後のモンスーンの雨を避け、冬に訪れることをおすすめします。