箱根神社は元箱根の森の中にある魅力的な神社。その素晴らしい建築と伝統、そして静かな雰囲気を楽しみましょう。数個の鳥居をくぐり、左右対称の建築が印象的な本殿へ。お参りを済ませたら、神社周りの神聖な杉林を散策しましょう。
芦ノ湖の湖岸に立つのは箱根神社の第一鳥居。その鮮やかな赤い色は湖のボートの上からや、湖周辺の道路から見ることができます。でも一番美しく見えるのは恩賜箱根公園から。晴れた日には、富士山の姿をバックにした鳥居を見ることができます。神社の参道を湖岸から上って行きましょう。周りには杉の木が生い茂り、参道の両脇に赤い色をした灯籠が立ち並びます。赤い鳥居をいくつかくぐって上って行くと、神社に到着します。
木々に覆われているため、参道を上り始めても神社はすぐには姿を現しません。霧のかかっているときに突然現れる神社はとても幻想的です。伝統的な神社建築で造られ、赤と金の装飾がとても美しい神社。本殿の入口の両脇には狛犬が立っています。守護の役割を持つ想像上の生物です。“しめ縄” の意味はご存知でしょうか。しめ縄は神域と現世の境界に張られた結界です。不浄なものが中に入らないようにしています。お参りのあとはおみくじを引きましょう。絵馬に願い事を書くのもおすすめです。
ところで、神社でお参りをする前に、手水舎で手と口をすすぐのを見たことがあるでしょう。これは体を清めるという意味があるのですが、昔の参拝者は川や池、海などで体を清めてからお参りをしたと言われています。それが簡略化されて、今のような方法になったそうです。本殿に入ったら、賽銭箱に賽銭を入れ、鈴を鳴らします。そして、二拝二拍手一拝を行います。これが基本ですが、神社により作法が異なる場合もあるので、神社で確認してみても良いかもしれません。
神社は神聖な場所。基本的なルールは守りましょう。例えば、写真。本堂などの内部での撮影は禁止されています。
箱根神社は、芦ノ湖湖岸の南側、元箱根近くにあります。年中無休で、入場料は無料です。