南北戦争以前に建てられた美しい建物の代表といえるベラミー邸。ニュージャージーの建築家ジェームス F ポストがこの 900 平行メートルの大邸宅を設計し、1859 年に着工されました。この歴史ある建物を訪れ、広々とした庭園を散策してみましょう。音声ガイドを利用して自分のペースで見学できるほか、グループ ツアーにも参加できます。
グリーク リバイバル様式とイタリア様式が調和した美しいベラミー邸。建物内には 22 部屋もあり、そのほとんどが一般公開されています。奴隷や解放されたアフリカ系アメリカ人の職人たちによって建てられたこの邸宅には、南北戦争時代の歴史が詰まっています。この邸宅は、医師ジョン ディラード ベラミーと妻エリザ マキルヘニー ハリスのために建てられた個人の家。南北戦争の直前に建てられ、現在は歴史やデザイン アートの博物館になっています。
建築材を惜しみなく使って建てられた邸宅を見学してみましょう。お洒落な家具やラグがあり、数々の装飾品に目を奪われます。快適さとデザイン性を兼ね備えたベラミー邸。建築史に残る偉業といえるでしょう。19 世紀当時の状態に復元された奴隷用住居も見てみましょう。専門ガイド付きのグループ ツアーに参加すれば、この邸宅のユニークな歴史のほか、奴隷用住居や庭園についても学べます。
庭園を散策し、キンギョソウやエキナセア、スイカズラやルドベキア ヒルタなど、四季折々の花を楽しみましょう。20 世紀半ばまでは、庭園の大部分が荒れ果てた状態でしたが、1992 年にベラミー邸の修復が決定し、1996 年、夫人が手入れをしていたころの庭が忠実に再現されました。庭園の再現では、19 世紀半ばに咲いていた品種と同じ植物をできるだけ使い、標本などを参考にしながら作業が進められました。
この建物は現在、建築史や修復への理解を広めるための活動に取り組んでいる非営利教育機関が管理しています。キャリッジ ハウス ビジター センターでは、入館料の手続きの後、オリエンテーションが行われます。歴史あるベラミー邸を心ゆくまで楽しむためにも、事前の準備をしっかりしょうましょう。見学ツアーは火曜日から日曜日まで。月曜日はお休みです。ギフト ショップもあり、ベラミー邸を訪れた記念グッズが手に入ります。マーケット ストリートには、訪問者専用の無料駐車場があります。ビジター センターは邸宅の裏手にあり、この素晴らしい歴史遺産の探索に役立つ資料が用意されています。
ベラミー邸へ行く際にはカメラをお忘れなく。この歴史ある優れた建物は、どこを撮っても絵になります。ウィルミントンには、歴史的家屋がほかにもあるので、ぜひ立ち寄ってみましょう。