トゥルーロは活気ある商業都市。にぎやかな中心街には、カフェやショップが集まっています。コーンウォールの中で唯一の都市 (シティー) であるトゥルーロの歴史は、800 年以上もさかのぼります。歩行者専用の心地よい中心街を歩けば、堂々たる大聖堂や 18 世紀に建てられたエレガントな家々が目に止まります。
中心街を印象付けるトゥルーロ大聖堂の緑色の尖塔は必見。16 世紀の聖マリア教会の跡地に建てられたこの大聖堂は、1910 年に完成しました。この教区教会はこのとき、聖母礼拝堂として大聖堂の設計に組み込まれました。大聖堂はゴシックリバイバル様式の建築。特に内部のビクトリア様式のステンドグラスには感嘆させられます。
ジョージ王朝様式の建物を利用したロイヤル コーンウォール博物館では、コーンウォールの歴史を取り上げた常設展示が見られます。博物館には小さなギャラリーもあり、スタンホープ フォーブスやアンソニー ヴァン ダイクの作品は必見。ケルト人が身に付けていた、トークと呼ばれる興味深い金属のネックレスも見てみましょう。1845 年から現在に至るまでの、5 万点以上の素晴らしい写真コレクションもじっくりと鑑賞できます。上階にはエジプトコーナーがあり、布に包まれていない第 25 王朝のミイラが展示されています。
また、レモンストリートを歩けば、この都市が繁栄した時代に建てられた、美しいジョージ王朝様式の豪邸を見ることができます。家のファサードには、コーンウォールでは珍しく淡い色の石が使われています。レモンストリートを歩いて行くと、ランダー兄弟を称えて 19 世紀に建てられた、円筒形のランダーモニュメントにたどり着きます。ランダー兄弟は、地元の冒険家でニジェール川の水源を発見したことで知られています。
大きな屋内マーケットのレモン ストリート マーケットでは、カフェやデリ、理髪店をチェックしましょう。2 階には、古典から現代までイギリス最大のコーンウォールアートのコレクションを展示しているとされるランダーギャラリーがあります。また、レモンキーの広場では、水曜日と土曜日に地元のファーマーズマーケットも開催されます。
トゥルーロに行くには、イギリス中の都市からナショナルエクスプレスのトゥルーロ行きの長距離バスを利用できます。また、ロンドン、パディントン、サウスウェールズ、スコットランドからの直通列車もあります。トゥルーロの最寄りの空港は、ニューキー コーンウォール空港です。