かつては路地裏の屋外マーケットでしたが、今では北京を代表する小売商ハブの 1 つとして、複数階からなる屋内マーケットには、ファッションからジュエリー、ハンドバックにシルクドレスやジャケットの仕立屋など 400 軒以上の店舗が所狭しと軒を並べています。
まずは、ハンドバッグや靴、高級バッグを扱う店舗が並ぶ地下街からゆっくり見ていきましょう。これは、というお得な 1 品を見つけたら死守 ! 秀水街のオーナーは外国人観光客に慣れているので、中国語ができなくても大丈夫。英語や日本語、そのほかのヨーロッパ言語が出来るスタッフも大勢います。
北京市内に 2 ~ 3 日滞在予定なら、ぜひ秀水街の 3 階にある仕立屋で上等のシルクスーツやドレスを仕立てみてはいかがですか。もちろん、中国ならではの美術品や民芸品もよりどりみどり。思い出に残るお土産選びにも事欠きません。
ショッピングに疲れたら、最上階のレストランで、スイートプラムソースをたっぷりかけた北京ダックをお召し上がりください。そして食後はやっぱり、中国伝来のフットマッサージ ! 毎日のウィンドーショッピングで疲れた足がぐっと軽くなります。
秀水街の楽しみ方は、ショッピングだけに限ったものではありません。店舗のオーナーと賑やかに値切り合戦を交わしながら、楽しく気軽に文化交流してみましょう。
秀水街から徒歩圏内には、北京市内文物史跡である「五壇」の 1 つでもある、日壇公園があります。明代嘉靖九年 (1530年)に建てられ始めたこの公園は、かつては「朝日壇」とも呼ばれ、明清時代に皇帝が大明之神―太陽神を祈祷する場所でした。現在では、その美しさは勿論のこと、子供の遊園地、釣り場などのような娯楽施設も相次いで建てられ、地元民が朝早くからフォークダンスや太極拳などを楽しむ憩いの場となっています。
秀水街へのアクセスは、地下鉄1号線「永安里」駅で下車、徒歩 1 分ほどです。マーケットは年間を通じて毎日営業しています。