パンツァーノ イン キャンティは、高台にある小さな村。中世の街並みには、歴史の跡が見られます。数百年の歴史を持つこの村は、かつては 2 大強国の攻撃の的とされていました。小さな村ながらも、古い教会、中世の城壁、キャンティ地方らしい一面のブドウ畑など、魅力がいっぱい。野外レストランやカフェも彩りを添えています。
古い通りを歩けば、レストランや地元の工芸品を扱うショップが並びます。ショップ、レストラン、カフェがより集まっているのは、ガストーネ ブッチャレッリ広場。街の中心的な広場です。また、中世の街並みには城壁の跡が残っています。
パンツァーノ イン キャンティは、2,000 年以上の歴史を持つ街。その起源は、エトルリア人やローマ人による統治の頃まで遡ります。中世の間、長きに渡ってシエナとフィレンツェがこの街を巡って争いを繰り広げました。この地に残る最も古い建物は、中世時代に造られた城。その遺跡の一部はサンタ マリア アスンタ教会に組み込まれています。城跡に 19 世紀に建設された教会です。教会建物の石造りのファサードや、隣接する時計塔を眺めたら、中もじっくりと見て回りましょう。
パンツァーノから少し離れたところにあるサン レオリーノ教区教会もおすすめ。現在の建物の原型は 12 世紀頃に建設されたものですが、その起源は 8 世紀まで遡ると考えられています。外観は 16 世紀のポーチコが印象的。中にある宗教芸術も見応えがあります。
トスカーナ州らしい美しい風景も魅力。草原やオリーブの木立、森などを散策したり、サイクリングしたりするのもおすすめです。
パンツァーノ イン キャンティで日曜を過ごすなら、野外市場に行ってみましょう。衣料品や花、新鮮な食材を買うことができます。
パンツァーノ イン キャンティに行くには、フィレンツェまで飛行機を利用。街は、そこから車またはバスで南に 43 km の場所です。パンツァーノ イン キャンティは、美しい景色と歴史ある建造物が見どころ。宿泊してゆっくり過ごすのもよいでしょう。または、トスカーナ州巡りの途中で立ち寄るだけでも楽しめます。