コルフ タウンの歴史的中枢部である旧市街。にぎやかな広場、優雅な邸宅、壮大な宮殿、厳粛な要塞などが同居している興味深いエリアです。迷路のように入り組んだ通りを時間をかけて歩いてみましょう。イギリス、フランス、ギリシャ、イタリアの影響を受けた建築遺産が並んでいます。この旧市街地区は、2007 年にユネスコ世界遺産に登録されています。
旧市街の中心にあるのは美しいスピアナダ広場です。何列もの木立と広い緑の芝生を配したフランス式の庭園に似たデザインです。イギリス統治時代には、ここでクリケットの試合が行われていました。イオニア アカデミー (旧イオニア大学の前身)や、華麗なビクトリア様式の野外ステージなど、広場の周りの素晴らしい建築にもご注目ください。ネオクラシック様式の聖マイケルと聖ジョージ宮殿には、アジア美術館があります。
パリのリヴォリ通りに似たリストン プロムナードも歩いてみましょう。もともとは貴族階級のために確保されていましたが、現在は旧市街の社交の中心地となっています。プロムナードのエレガントなアーケードの下には、カフェ、レストラン、ブティックが並んでいます。飲食店の値段はコルフ タウン内の他の場所よりも割高ですが、雰囲気の良さと、行き交う人々を眺める楽しさは格別です。仲の良いカップル、カメラを提げた観光客、新聞を読む高齢の男性など、さまざまな人が目に入ります。
リストン プロムナードへと続く細い通りに並んだショップを見るのも楽しいものです。金製品、宝飾品、手作りのレース、天然のハチミツなど地元の農産物を扱う店舗を探してみましょう。16 世紀のスピリドン教会を訪れるのもおすすめです。コルフの守護聖人である聖スピリドンの生涯に起こった出来事を描いた天井をご覧ください。
コルフ タウンにある 2 つのベネチア式要塞には必ず足を運びましょう。旧市街の両側にひとつずつあります。旧要塞では、ローマ時代の神殿やイギリス人が建設した教会などを見学しましょう。銃眼付きの胸壁に上ると、コルフ島の海岸線を一望できます。新要塞では、迷路のようなトンネルや階段を探索しましょう。新要塞の干上がった堀では、コルフ島でも屈指のにぎわいを見せる生鮮食品市場が開催されますので覗いてみてください。
旧市街は、コルフ タウンの北東の角に位置し、イオニア海を望むロケーションです。主要な見所は徒歩圏内にあるので、徒歩で散策を楽しむのがおすすめです。