北部シュヴァルツヴァルト地方は、ドイツ南西部に広がる広大な山地。深緑の森や堂々たる山々、その間を縫うように走る風光明媚な道路といった景色で有名な地域です。氷河湖までトレッキングしたり、温泉で知られる街でのんびりしたり、または、この地方ならではの市場をのぞいてみたり、と楽しみ方はいろいろ。
黒い森という意味のシュヴァルツヴァルト地方は、グリム童話の発祥の地。深い森とどこまでも続く沼地の風景は、童話に出てくる美しい場所そのものです。ハイキングやマウンテン バイク、スイミング、バード ウォッチングなど、アウトドア アクティビティを楽しむなら、自然公園に行ってみましょう。また、この地方には、12 世紀の修道院跡が残っています。そして受賞歴のあるレストランが多数あることも魅力の 1 つ。
シュヴァルツヴァルトの谷にひっそりと立つアラーハイリゲン修道院。ここは 12 世紀に建設され、17 世紀にバロック様式に修復されたものと見られます。近くを流れる Büttenstein Waterfall もおすすめのスポット。また、夏季には、柱と壁のみが残るアラーハイリゲン修道院が屋外劇場となり、演劇作品が上演されます。この辺りのハイキングの途中に立ち寄って一休みするのにもぴったりのスポットです。
ホルニスグリンデは、北部シュヴァルツヴァルト地方で最高峰の部類に入る山。尾根に続く長い小道を進み、頂上の高台まで登っていきます。この山から見える周辺の湿地帯の風景は、まさに絶景。高さ 32.5 m の展望塔、ホルニスグリンデ塔にも登ってみましょう。
ホルニスグリンデの南側の山腹に、ムンメル湖という美しい湖があります。この湖の魅力はやはりその景色。そして豪華な山小屋風のホテルも立っています。ホテル内のレストランでおいしい食事に舌鼓を打ったり、パドル ボートに乗って湖で遊んだり。ムンメル湖の近くには、景色の美しい森林地帯を通るハイキング コースも多数あります。
北部シュヴァルツヴァルト地方は、ドイツ南西部のバーデン ヴュルテンベルク州に位置しています。シュヴァルツヴァルト温泉街道を通って、山間の古い街やリゾート タウンに行くことが可能。また、この地方には、バート ヴィルトバートやバーデン バーデンなどの温泉地もあります。シュヴァルツヴァルトの北の玄関口、プフォルツハイムに宿泊するのもおすすめ。
ミシュランの星を獲得した名店もある北部シュヴァルツヴァルトは、さまざまな魅力に溢れています。