南山(ナムサン)の頂上にあり、また高さ237mもあることから建設されてすぐにソウルのランドマークの一つとなったNソウルタワー。ソウル市を一望でき、さらにレストランや映画館、パフォーマンススペースがある場所です。もともとはテレビとラジオの電波塔に用いるために1969年に作られたものです。
この塔が観光スポットとして一般公開されはじめたのは1980年。2005年になるとイルミネーションでライトアップされるようになり、新しいソウルタワーになりました。そこで「New(ニュー)」の「N」を頭に着けて現在の「Nソウルタワー」という名称になったのです。
展望台で広がる町の360°パノラマは必見です。展望台への入場券はタワー外のチケット売り場で買うことができます。この塔は食事を取る場所としても人気で、48分かけて1周するフレンチレストランへ行ってみてはいかがでしょう?
敷地内には、可愛らしいぬいぐるみのコレクションを展示しているテディベアミュージアムがあります。恋人と訪れるのであれば、Nプラザの屋上テラスで愛の南京錠をはめたり、タワー内の愛の泉にハートコインを投げ込んだりしてみて。
Nソウルタワーが誇るもの。その一つは、ソウル一高い場所にあるトイレ!塔の2階展望台のスカイトイレは、公衆の施設というよりはアートギャラリーのようです。おそらく手を洗いながらソウルの最も良い眺めを満喫できる唯一の場所でしょう。
夜になると季節にちなんだイルミネーションで光輝きます。南山からもソウルの町からもキラキラ光っている様子を見ることができるので、ソウル旅行中にNソウルタワーへ行ったり、見たりする予定があればカメラを持参するのをお忘れなく。
タワーへは、会賢駅(フェヒョン)から南山ケーブルを利用するのが最も簡単です。ケーブルカーが頻繁に発着しており、南山駅までわずか3分。下車したら、ほんの少し歩けばNソウルタワーです。一年を通して夜遅くまで営業しているNソウルタワー。曇りの日は遠くまで見渡せないので、天気がすぐれなければ予定を変更することをお勧めします。