この閑静な避暑地では、寺院を訪れたり、手付かずの山林を散策したり、カラフルな野鳥の生態を観察したりすることができます。
身も心もすり減ってしまう都会の生活から離れ、自然なままのマショブラの山の風景に身をゆだねてみましょう。かつてイギリスの植民地であったインド帝国。その中でも人気の静養所であったマショブラは、今日ではインドの大統領の夏の避暑地になっています。静かな通りを散策したり、街のゆったりとしたライフスタイルを体感したりできます。ここにはイギリスの影響を受けた建築物や寺院、さまざまな野生生物が命を謳歌する田園地帯など見どころがたくさんあります。
市の中心部を走るバザール ロードは、街のメイン ストリートとして活気にあふれています。また、カジュアルなレストランや布地の小売店、銀行や郵便局などの施設も揃っています。通りを北に進むと、イギリス政府が建設したマショブラ教会が見えてきます。そして反対の南端には、シュリ ラーダ クリシュナ寺院があります。街の中心部から上り坂を少し歩くと、デヴタ ドーム寺院が姿を見せます。
ハイキングを楽しみたいなら、南へ 4.7 km の地点にあるシムラー森林保護区がおすすめです。絵のような美しさをぜひ堪能してください。ここは深い森の保護区で、ヒマラヤ杉、マロニエ、樫、松などの常緑樹のほか、シダレヤナギなどの落葉樹、野草などが目を楽しませてくれます。ヒヒや熊、ヒマラヤ鷲にジャッカルも姿を見せるかも。よく晴れた日には、コタ シャリ、デオ チバ、ピル パニャルなど、ヒマラヤ山脈の山頂が顔を覗かせます。
この保護区内には、大統領の静養先でもあるチャラブラの村があります。ワイルドフラワー ホールにも足を運んでみてください。かつてのイギリス陸軍将校、キッチナー卿が住居としていた場所です。
そして、もうひとつ興味深い場所があります。マショブラに程近い、クルフィーです。ここには、 ヒマラヤン ネイチャー ワールド、ヒップヒップ ハレイ アミューズメント パーク、そしてクフリー ファン ワールドなど、家族で楽しめるアクティビティがいっぱいです。標高 2,347 メートルの高さにあるイタリアン スタイルのヴィラ、カリニャーノで 1 日過ごしてみるのはいかがでしょうか。素晴らしい景色を眺めながらのピクニックをぜひ楽しんでみてください。ラペリングや ロック クライミングに挑戦してみるのもおすすめです。
マショブラはシムラーから北東へ車で 40 分ほどの場所にあります。バスやタクシーを利用して、1850 年に敷設された歴史ある産業道路、ヒンズスタン – チベット ロードを走りって行きます。ベストシーズンは 9 月から翌年 6 月まで。モンスーンの雨は避けましょう。