マンデラ ハウスは、反アパルトヘイト活動家でノーベル平和賞受賞者であるネルソン マンデラの激動の人生について詳しく知ることのできる場所。この南アフリカ随一の有名人の生涯や仕事、苦闘を物語る遺品をじっくり見てみましょう。この家は、マンデラとその家族が 1940 ~ 1950 年代に暮らした場所です。現在は民主主義の獲得に向けた戦いの記憶を痛切に伝える場として公開されています。
建物に近づくと、外壁に弾痕や焼け焦げた跡が残っているのに気付くでしょう。これらは、マンデラが刑務所に収監されている間に石油爆弾や放火によって攻撃された跡です。質素な住居の中には、ひと続きになった 4 つの部屋があり、当時の家具や遺品が展示されています。ダブル ベッドを 1 つ置くのがやっとの小ぢんまりとした寝室に行ってみましょう。
マンデラの若かりし頃、アパルトヘイト時代、そして南アフリカの大統領を務めた時代の写真や絵が飾られています。マンデラが実際に履いていた古いブーツもいくつかあります。世界中の機関からマンデラに贈られた数々の賞や名誉博士号の記念品の展示には驚くばかり。シュガー レイ レナードから寄贈されたボクシングのチャンピオン ベルトもお見逃しなく。
建物の外では、アフリカの手工芸品やマンデラの記念グッズが売られています。向かいの角にあるのが、マンデラの前妻ウィニー マディキゼラ マンデラが経営する小さなレストラン。ここでは南アフリカの都市ダーバン発祥の料理、バニー チャウをお試しあれ。パンの中身をくり抜き、その中にカレーを詰め込んだ一品です。
マンデラ ハウスは、ヨハネスブルグの市街地から車で 25 分。ソウェト地区にあります。アクセスには、乗り降り自由の観光バスを利用するのが便利。マンデラ ハウスに行くなら、活気があってフレンドリーなソウェト地区も併せて観光しましょう。南アフリカで最も有名なタウンシップです。豪華な邸宅と質素な家々との対比に驚かされることでしょう。また、デスモンド ツツの家などの歴史上の重要な場所を訪れたり、サッカー シティ スタジアムでサッカー観戦やコンサート鑑賞を楽しんだりすることもできます。
マンデラ ハウスは祝日を除き毎日開館。ガイド付きツアーもあります。ただし事前予約をおすすめします。ツアーの詳細や開館時間の最新情報、入場料などについては、公式ウェブサイトをご確認ください。