岩の多い切り立った丘の上に建つリンドス アクロポリスは、かつて古代の人々がこの地に住んでいた証。要塞、教会、住居、神殿が遺跡として残っています。丘の下には、目にも眩しい白いしっくい塗りの街並みが山の斜面に広がっています。彩りを添えるのは、太陽にさらされた建物やくねくねと続く路地、にぎやかな食堂。古代のアクロポリスからの眺めに目を見張ったり、迷宮のように入り組む街を歩いたり、キラキラと輝くビーチに寝そべったり。
リンドスの歴史地区は、曲がりくねる狭い路地や、アーチ型のエントランス、教会、昔ながらの家々が印象的です。広い集落を歩き回っていると、迷路のような通りで迷子になってしまうかも。それもそのはず、もともと海賊を混乱させるために設計された街並みです。リンドスは、かつて海軍の本拠地だったため、今でも多くの海軍施設が残っています。15 世紀のリンドス聖母マリア教会にある美しい建物と中世のフレスコ画には目を奪われます。この街には、クレオヴロスの墓やヘレニズム時代の Archokrateio 墓地などの見どころもあります。
街の目玉と言えば、やはりリンドス アクロポリス。海抜 100 m の場所にある遺跡です。この驚くべき古代遺跡の歴史は、紀元前 4 世紀に遡ります。聖ヨハネ ギリシャ正教会や聖ヨハネ騎士団の城にも入ってみましょう。ヘレニズム時代のストア (柱廊) を歩いて、屋根のある通路を使って上の階へ行きます。ここでは、プロピュライア (入り口)、ドリス様式のアテナ神殿、中庭などが見られます。海抜の一番高い場所から眺めるエーゲ海は絶景の一言。神殿のすぐ下に円形劇場があり、ここから見る日の出や日の入りもまたすばらしい眺めです。
1 日中あちこち見て回ったら、リンドス湾のビーチでリラックスしましょう。日が暮れ始めると、街の吹き抜けのバーや食堂、海辺のレストランは、おいしい食事と冷たい飲み物を楽しむお客でにぎやかになります。
リンドスはロードス シティから南東に 50 km の場所にあります。歴史ある旧市街の中心部は歩行者専用。車は入ることができません。ここでは徒歩、ロバ、バスが便利な交通手段でしょう。リンドスはタクシー、バス、船でもアクセス可能。最寄りの国際空港はロードス島内にあります。