ケーニヒシュタインは、エルベ川のほとりにある集落。ドイツの昔ながらの家々が立ち並ぶのどかな場所です。有名なケーニヒシュタイン要塞は、エルベ砂岩山地にある広大な城塞。村を見下ろすような高台にそびえています。ケーニヒシュタインの魅力は要塞だけではありません。川沿いの歩道をのんびり歩けば、川の向こうに広がる森林や牧草地の景色が楽しめます。
まずは、要塞に行ってみましょう。川沿いの高台に位置する雄大な城塞は、ヨーロッパでも最大規模。起源は 750 年ほど前に遡ります。高さ 240 m の岩山に立つため、はるか川向うの緑豊かな景色も楽しめます。
敷地内に張り巡らされたトンネルを抜け、城郭内のさまざまな建造物を見て回りましょう。ゴシック、ルネサンス、バロック、そして 19 世紀の建築様式も見られます。城内にはレストランもあります。ガイド ツアーに参加した後は、軽食と飲み物で一休み。
現在では、要塞内の宝物館や要塞司令官の部屋、井戸施設などの歴史ある建物が公開されています。ザクセン公ゲオルクによる城の造りにも要注目。薄暗い樽倉庫や静かな司令官の庭園など、見応えたっぷりです。
展示物の理解を深めるには、オーディオ ガイドをレンタルするのがおすすめ。ギフト ショップもあるので、おみやげをじっくり選びましょう。
ケーニヒシュタインに宿泊するなら、エルベ川の南側のキャンプ場を利用してみてはどうでしょう。周辺は自然が豊富なエリア。自然を楽しむには最適です。
この辺りは冬の寒さが厳しいエリア。冬になると城塞に雪が降り積もります。一方、夏は湿気が少なく過ごしやすい気候。9 月頃までこの気候が続きます。
ケーニヒシュタインは、ドイツ東部のザクセン州に位置し、チェコとの国境にも近い街。アクセスは、最寄りのドレスデン空港まで飛行機で。ヨーロッパ各地から直行便が出ています。空港から南東に車で 45 分走ると、ケーニヒシュタインに到着。ケーニヒシュタインからエルベ川沿いにボートでバート シャンダウまで行ってみましょう。ザクセン スイス国立公園のすぐそばです。
雄大な要塞と川沿いの風光明媚な景色を存分に楽しむ旅を、ケーニヒシュタインの小さな村で体験してみましょう。