ドイツ連邦共和国歴史館 (ハウス デア ゲシヒテ デア ブンデスレプブリーク ドイチュラント) では、20 世紀半ばから今日までのドイツの歴史について独特な切り口で紹介しています。常設展では、ドイツ連邦共和国とドイツ民主共和国の 2 つの国に分断された歴史と、ドイツ統一が世界に与えた影響とグローバル化時代におけるドイツの位置付けについて学ぶことができます。
博物館の常設展は年代順に構成されているので、順路に従って見ていけば歴史をたどることができます。4,000 平方メートル のスペースに 7,000 を超す展示がなされています。展示は、ドイツが分断された第二次世界大戦の終わりから始まります。東西陣営に分かれた国家、冷戦の歴史、東西ドイツのアイデンティティーについて学べます。この時代の重要な写真、ビデオ、遺物を通して統一に向けた歩みを知ることができます。
常設展では、フロアの各所にインタラクティブ端末が設置されています。マルチメディアを利用して、歴史的に重要な出来事をさまざまな視点から見せてくれます。現在に至るまでの展示では、世界におけるドイツの役割、ドイツ人の日常生活、ドイツ国内にさまざまな文化のアイデンティティーをもたらしている移民について焦点を当てています。英語のオーディオガイドが用意されているので、展示ごとに詳細な説明を聞くことができます。
博物館の建設中にローマ時代の地下貯蔵庫が見つかっています。そこから発掘された、考古学的に価値のある品々も展示されています。この博物館には公園があります。典型的な戦後の庭園を思い起こさせる公園です。疲れたら、ミュージアムカフェでコーヒーを飲みながら一休みしましょう。
博物館では、カンツラーバンガロー (首相官邸) の壮麗なモダニズム建築のツアーを予約できます。
ドイツ連邦共和国歴史館は、ボンのミュージアム マイルと呼ばれるライン川沿いの通りにあります。月曜日と一部の祝日が休館となります。博物館は入場無料です。