英国艦隊の誇りである HMS ヴィクトリー号は、アメリカ独立戦争とフランス革命戦争で活躍しました。船の名前は、ネルソン提督が率いた艦隊がトラファルガー海戦に勝利したことに由来しています。現在では、乾ドックでその姿を見ることができます。200 年経った今でも現役のイギリス海軍の第一海軍卿の旗艦で、ジョージ王朝海軍の博物館にもなっています。では、船に乗り込んでみましょう。
船に乗ると、かつてこの美しい船のデッキを歩いていた水兵や大砲兵の姿が目に浮かびます。かがみながら下の砲列甲板へ。ここは船員と大砲が横並びになって同居していた場所です。ネルソン提督自身がかつて行っていたように、船尾甲板までゆっくりと歩いて行けば、提督が倒れた場所を示すプレートが見つかります。
このエレガントなキャビンで、どのような生活が送られていたのか見てみましょう。将官達が食事をしたり、戦略を話し合ったりしていたライティングデスクやダイニングテーブルを見学できます。また、厨房設備のレプリカもあり、ギャレーでどのように食事を準備していたのかデモンストレーションも行っています。
近隣の王立海軍国立博物館では、この有名な戦艦についてさらに詳しく知ることができます。HMS ヴィクトリー号の船尾回廊には、この船に乗って活躍した人物達が年代順に展示されています。またマルチメディアを使った「トラファルガーの体験」と題されたショーも行われており、ショーの中心にいるような体験ができます。
HMS ヴィクトリー号は、ポーツマス海軍基地にあります。ここには、その他にも数々の有名な船があります。ヘンリー 8 世の不運なメアリーローズ号も見どころ。ロイヤル ネイビー サブマリン ミュージアムでは、さらに近代的な船を見ることもできます。ヒストリック ボート ワークショップでは、これらの偉大な戦艦がどのように造られたのかを知ることができます。
ポーツマス海軍基地は、電車かバスでポーツマス ハーバー駅で下車し、北方向に歩いてすぐです。敷地内の駐車場は無料。HMS ヴィクトリー号は、ほぼ毎日公開されていますが、念の為オンラインで確認してから出かけましょう。この港エリアは、現在もイギリス海軍によって使用されているため、任務のために公開できない日もあります。