グラノリェースは、カタルーニャ州の静かな町です。バルセロナの近くにあり、何世紀も前から市場が立ち、伝統的な祭りが行われてきました。この町を拠点に、近くにあるモンセニー自然公園を訪ねては。喧噪を離れてスペインの田舎の魅力を満喫してください。
11 世紀から続いている木曜マーケットが開かれるラ ポルサダは、穀物倉庫だった建物です。大盛況のマーケットには、アーティチョークやレッド ペッパー、イモ、イチゴ、トマトなどの野菜や果物が売られています。
町中のいたるところに花が描かれたプレートを見かけるでしょう。スペイン内戦の際に爆撃にあった場所を印すものです。1938 年 5 月 31 日の爆撃では、何百名もの市民が犠牲となりました。5 月 31 日は、市にとって忘れることができない日です。
スペイン内戦は、この町のCentre de Cultura per la Pau (平和の文化センター)でも記念されています。センターの外にある 2 本の木のシンボルをご覧ください。スペインのバスク地方にある内戦を乗り越えた樫の木と、広島で被爆したイチョウの木です。
動物学、地質学に関する、小規模ながら興味深いコレクションを収蔵するグラノリェルス自然科学博物館はお見逃しなく。博物館のすぐ外には、植物園があり、周辺のバレス オリエンタルでせいいくする典型的な植物が見られます。
市から、ユネスコの生物圏保護区に登録されているモンセニー自然公園にもお出かけください。緑で覆われた草原やさらさらと水が流れる小川、雄大な山々を散策しましょう。通常の国立公園と違い、この地域は人と自然の共存を目指しています。農場や果樹園が、公園の自然と絶妙なバランスで一体化しているのです。
グラノリェースを訪れるなら、フェスタ メジャーが開催される 8 月下旬がおすすめ。1 週間にわたるお祭りで、ライブ パフォーマンスやゲーム、音楽、様々な地元の食べ物が楽しめます。
グラノリェースは、バルセロナから 35 km離れています。バルセロナ、グラノリュース間に、定期運行バスが走っています。