ファロの中心には中世の城壁に囲まれた教会や宮殿があり、周辺の島を取り囲むようにビーチがあります。ファロの旧市街で城壁に囲まれた遺構を見て回る時間と、自然公園で沼地や干潟を見る時間を確保しておきましょう。
もともとローマ人によって建設されたファロの城壁はよく保存されており、今も旧市街を取り囲んでいます。アルコ ダ ヴィラは 19 世紀に作られた城壁の門です。ここを通って中に入りましょう。この門がある建物は、ネオクラシカル様式のファサード、美しい鐘楼と時計の文字盤が見どころです。また、城壁の東側の門、アルコ ド レポウゾは、白い壁が印象的です。
旧市街にはさまざまな見どころがありますが、ファロ大聖堂は必見です。博物館でこの史跡について学び、ルネッサンス様式、ゴシック様式、バロック様式がどのように混在しているか確かめてみてください。屋上に上ると周辺スポットや城壁の向こうの湿地帯が見えます。
広々としたカテドラル広場 (ラルゴ ダ セー広場) から、美しい16 世紀のエピスコパル宮殿 (司教の宮殿) を鑑賞しましょう。近くにはアルガルヴェ リビング サイエンス センター、考古学博物館、旧ビール工場もあります。
城壁の北のエリアには、地域の歴史を学べるアルガルヴェ地域博物館があります。アルガルヴェ大学の中も歩いてみましょう。カルモ教会も見逃せません。ステンドグラスと金箔を施した装飾が見事です。この教会で有名なのが人骨堂です。壁一面に頭蓋骨が並んでいて独特の雰囲気があります。
夏ならぜひイルハ ダ バレタ ビーチとイルハ ダ クラトラ ビーチに出かけましょう。一番人気はファロ アイランド ビーチで、カヤックやサーフボードをレンタルできます。
ファロはポルトガル南海岸の町。リスボンからは 257 km 南に位置しています。ファロ空港から車で西に 10 分行けば市の中心部です。ファロ駅またはボンジョアン駅まで電車を利用することもできます。
ビーチ、島、干潟が、ファロの城壁で囲まれた旧市街の史跡を引き立たせています。