エル キャピタンは谷底から急峻にそびえ立つ花崗岩の一枚岩。ヨセミテ国立公園で最もよく知られる名所の 1 つです。スペイン語で「族長」を意味し、壮大な渓谷を見下ろすその姿は、ロック クライマーやハイカーたち引きつけて止みません。ヨセミテ渓谷の西部を通るルートから岩肌を眺めることができます。経験者なら、エル キャピタンでロック クライミングに挑戦してみるのもおすすめです。
エル キャピタンの断崖は、ブライダルベール滝に向かい合うようにして佇んでいます。車でトンネル ビュー、エル キャピタン メドー、ブライダルベール滝のエリアへと続く道路を行けば、エル キャピタンの峰と断崖を登るクライマーたちをちょうど良い位置から見ることができます。その高さは谷床から 900 m 超。花崗岩でできた世界で最も大きい一枚岩は、長距離の渓谷の中でも群を抜いて目立つ存在です。1851 年、この地を探索していたマリポサ歩兵大隊がエル キャピタンと名づけました。この地に住むアメリカ先住民が「岩の族長」と呼んでいたことに由来しています。
断崖を撮影して、太陽の光が岩肌に反射される美しい姿を写真に収めましょう。写真家たちに人気の高い撮影時間は日没前。夕暮れ時の陽射しが岩肌を赤とオレンジに染めます。
エル キャピタンのふもとまではヨセミテ滝から西に向かうコースを歩いていきます。エル キャピタンは、世界でも特に難易度の高いスポットの 1 つとして熱心なロック クライマーたちにとても人気があります。経験豊富な方はご自分の装備を持参し、花崗岩の岩肌を登るクライミング ルートに挑戦すると良いでしょう。そうでない方は双眼鏡で南西と南東の岩肌を登るクライマーたちを探してみてください。
エル キャピタンはヨセミテ国立公園の中心部、渓谷の西側に位置します。そびえ立つ山々を見ながら渓谷を抜けることができる、眺めの良いルートがいくつかあります。青い空と青白い岩肌のコントラストを見るなら夏、雪が頂上を覆う姿を見るなら冬に訪れるのがおすすめです。