デュアート城のがっしりした城壁内のとりでを見学し、13 世紀からマル島の東海岸を見守り続けたこの要塞の歴史に触れましょう。その昔マクリーン一族の居城であったデュアート城は、160 年間住む人もなく廃墟と化していましたが、1911 年に再建され見事によみがえりました。この驚くほど美しい中世の城を訪ね、スコットランドの氏族が残した歴史的建造物の壮麗な内装をじっくり観察しましょう。
城の堂々とした入り口から中に入ると、中庭が広がっています。1 本の古いナナカマドの木が、古い石造物の中で緑を茂らせています。一族の紋章を見たら、城のとりでを見学しましょう。復元された宴会場やエドワード朝様式の大広間も見事です。地下牢にも行ってみましょう。不気味な空間にいると、マクリーン一族の囚われの身となったような気がしてきます。展示コーナーでは、言い伝えられている戦いやロマンスの話など、一族の興味深い物語が紹介されています。ロマンティックとはほど遠い話もあります。ラックラン キャタナックという一族の男は、海峡の中にあり、満潮になると沈んでしまう小島に妻を連れて行き、溺れ死にさせようとしました。
胸壁に沿って散策し、島とマル海峡の大パノラマを満喫しましょう。眼下に見える小さなデュアート岬までは歩いていくことができます。
デュアート ティールームで、歴史ある建築物を眺めながら紅茶を飲んで一休み。島の地元の食材を使用した食事も楽しめます。マクリーン オブ デュアート ギフト ショップでは、お土産が販売されています。
夏の季節なら、デュアート城の特別イベントに参加できます。野外劇、戦闘再現ドラマ、音楽リサイタル、スコットランドの伝統的なバグパイプの演奏とハイランドダンスのパフォーマンスを鑑賞できます。
デュアート城は、マル島北東沿岸の崖の上に建っています。城は 4 月から 10 月まで公開され、暖かい季節は毎日営業しています。入場は有料。割引カード保有者と子どもには割引が適用されます。城へ行くには、クレイグニュアからバスに乗ります。海辺の散策も楽しみましょう。