13 世紀に建立されたこの教会は、旧市街の雰囲気を楽しみながら印象的な街並みを散策する合間にぜひ立ち寄りたい場所。
簡素なバロック様式のファサードと豪華な装飾を施した内装が目を引くアッシジの聖フランチェスコ教会は、13 世紀に建てられました。1600 年代と 1700 年代に改装されていますが、ガリポリで最も古くからある教会のひとつです。教会の名前の由来となっているアッシジの聖フランチェスコは、イタリアで深く崇敬される修道士。この国の守護聖人でもあります。
教会の正面はシンプルなバロック様式。マウロ マニエリが 1736 年に改装を手掛けました。2 階建ての教会は、1 階の入り口が大きなアーチ型。扉の両側に付柱があります。2 階にも付柱があり、欄干のような彫刻とフランチェスコ会の標章の浮き彫りが施されています。
教会の中に入ると、3 つの身廊の両脇に白しっくい塗りのアーチがずらりと並んでいます。祭壇はそれぞれイコンや絵画、小像で飾られているので、じっくり鑑賞しましょう。絵画「聖フランチェスコと天使と 2 人の篤志家」は必見。イタリア人画家ティティアンの弟子、ジョバンニ アントニオ デ サッキスの作品です。
教会はガリポリの旧市街の西端に位置します。周りの通りにあるパーキングが利用できます。街の観光名所めぐりのスタート地点にうってつけです。
カフェが立ち並ぶ細い路地をたどっていくと、旧市街の奥深くへ進んでいきます。聖アガタ大聖堂や聖処女マリア教会など、目を引く名所に立ち寄りましょう。市民博物館で美術品や漁業に関する文化財を見学するのもおすすめです。ガリポリ城の城壁から街と海の一大パノラマを眺めたり、ガリポリ港で働く地元の漁師たちの姿を見学したりしても。
アッシジの聖フランチェスコ教会は毎日開館しており、入場は無料です。昼休みに数時間閉館になることが多く、夕方に再度開館します。