ワルシャワ大学図書館は館内も外観も魅力的。壁をつたって伸びる草花や屋上の植物園を愛でた後は、館内の膨大な蔵書を閲覧して何時間でも過ごせます。
この大学の旧図書館が蔵書容量の限界に達したため、さらに蔵書を拡張するためにこの新しい図書館が建設され、1999 年に開館しました。徹底的にモダンな目を引く建物は建築界の名作として高く評価されています。ガラスと鉄とむき出しのパイプと鉄筋コンクリートに生い茂る緑を組み合わせたドラマチックなファサードをじっくり鑑賞しましょう。
この図書館には 2 つの棟があります。正面の三日月形の建物に入ると、ショップとカフェがあります。2 つ目の建物は 6 階建てで、一部は商業施設として貸し出され、ボーリング場などがあります。この 2 つの棟をつなぐ廊下は天井がガラス張りです。
この図書館の目玉である屋上庭園に上がりましょう。屋上庭園としてはヨーロッパ最大級のこの庭園からは、ワルシャワ市内の歴史ある街並みとランドマーク、さらにヴィスワ川も一望できます。庭園は 2 層構造になっているので、橋を渡って噴水や池を眺めながら散策しましょう。ガラスの天井越しに図書館を覗いたり、市内のパノラマ ビューを堪能したり、特に何もせずとも静かで穏やかな時間を楽しんだりできる場所です。
では図書館に入って蔵書を見てみましょう。ビジターも席に着いて静かに読書をすることができます。また、館内のポーランド ポスター ギャラリーには、政治的メッセージを訴えるものから劇場公演の宣伝まで戦後のあらゆるジャンルのポスターが展示されていて見応えがあります。珍しいポスターをじっくり鑑賞したり、作品を購入して持ち帰ることもできます。
ワルシャワ大学図書館は年中無休ですが、週末は開館時間が短縮されます。入場は無料です。図書館へは路線バスを利用するか、トラムに乗ってコペルニクス科学センター (Centrum Nauki Kopernik) 停留所で降ります。そこから徒歩 15 分弱です。