ブカレストの大学中央図書館は、ルーマニアで最も重要な大学図書館のひとつ。1895 年に設立されたこの堂々とした図書館は、大学生だけでなく一般の人々も利用できます。ルーマニアの著名人物の書籍、記録、原稿、手紙の膨大なコレクションを収蔵しています。図書館の本館はビクトリア通りに面している美しい建物。アーカイブ資料を閲覧したり、コンサートを楽しんだりすることができます。
フランスの建築家ポール ゴトローが、図書館の最初の建物を設計しました。しかしながら、その大半が 1989 年にルーマニア全土を始め、東欧と中欧の各地で吹き荒れた反共産主義革命の間に火事によって破壊されてしまいました。現在目にする建物は、大規模な改修と建設工事の賜物です。図書館の外には、ルーマニア王国の初代国王カロル 1 世の威厳のある騎馬像が立っています。
館内には 12 の閲覧室があり、生物学、物理学、数学、言語学、ジャーナリズム、教育学などのコレクションを網羅しています。資料を閲覧したい場合は、許可を得なければなりません。手数料と、パスポートなどの写真付きの身分証明書が必要です。閲覧期間を延長したい場合は、写真を持参して許可を得る必要があります。閲覧が許可されたら、図書館のオリエンテーション ツアーに参加して、サービスの全体を把握しましょう。これは 1 時間ごとに行われます。
図書館では、文化プログラムとしてコンサートが開かれます。ブカレスト訪問中に公演があるかどうかを確認するには、図書館の公式ウェブサイトにアクセスしてください。
図書館は月曜日から金曜日まで開館しており、市の中心部にあります。図書館までは公共交通機関を利用できます。車の場合は、近くの通りに有料の駐車スペースがあります。
大学中央図書館を訪ねた後は、通りの向かいにあるルーマニア国立美術館へ。ルーマニア王室の宮殿だった建物に入っており、中世と現代のルーマニアとヨーロッパの芸術作品を収蔵していることが特徴です。