ベルファスト植物園は、市内でも最もカラフルで活気に満ちたエリアの中に広がっています。博物館とスポーツ複合施設がある植物園の敷地の東側にはラガン川も流れています。ここでは、冷涼な北アイルランドで出会うとは思ってもみなかった、熱帯植物たちを鑑賞できます。
晴れた日には、11 ヘクタールの美しい風景の中をのんびり過ごしてみましょう。北にクイーンズ大学ベルファストが、南にリリック シアターが隣接しています。まずはパーム ハウスに入って、エキゾチックな植物や吊るされた花かごを鑑賞しましょう。建物の入り組んだデザインにも注目です。これは、19 世紀初頭に造られた当時最先端の温室に見られる特徴です。
トロピカル ラヴィーンでは、バナナやシナモン、ランを観察できます。こうした外来種を栽培するため、当時既にどれだけ技術が進歩していたのかを見て取れます。花をつけたブドウやシダが、温室を飾っています。バルコニーのひとつから、熱帯植物を眺めてみましょう。2 月にピンクの花を咲かせるドンベアは見ごたえ満点です。
バラ園や高山植物庭園、彫刻エリアと成木エリアも必見です。この公園はバカンス客はもちろん、近隣にある大学の学生たちにも大変人気のスポットです。園内でしばしば開催されるコンサートやフェスティバルもおすすめです。
北の入り口近くには、国内最大級のアルスター博物館があります。さまざまな芸術作品、発掘品、植物学その他の多彩な展示を見学できます。
1828 年に非公開で開園したこの植物園は、1895 年になって一般開放されました。朝から夕方の見学時間終了まで、いつでも入園できます。冬は見学時間が少し早まるのでご注意ください。入園料は無料です。
ベルファスト中心街の南へ 30 分ほど歩くとベルファスト植物園にたどり着きます。ベルファスト ウォーターフロントからは南に 3 km 弱です。クレセント アート センター、オーモー パーク、ベルファスト市民病院も隣接しています。市内電車のボタニック駅で下車をすれば、すぐ横が植物園です。