北部ドイツの大都市の 1 つであるハノーファーは、現代ドイツ文化の中心を担っています。貿易の中心地として、ハノーファーでは毎年数多くの大規模な産業フェアが開催されており、また、世界最大の射撃祭や、世界で 2 番目に大きいオクトーバーフェストも開かれています。
さらに、観光名所も盛りだくさんです。
市庁舎に向かうと、ハノーファーの景観の模型を4 つの時点 (1689 年、1939 年、1945 年、2000 年) から眺めることができます。エレベーターを使ってドームに上れば、現在の様子が遠くまで見渡せます。
数ある光景の中でひときわ目に留まるのが、ヘレンハウゼン王宮公園です。世界的に有名なこのバロック庭園は、17 世紀に作られたもので、フランスのベルサイユ宮殿の庭園からインスピレーションを得ています。夏は緑の鮮やかさに魅了され、冬は心地よい散策を楽しめます。ニキ ド サンファルの作品で色鮮やかに飾られた洞窟を探検してみてください。
他にも、この庭園にはギャラリーの建物、オランジェリー (オレンジを栽培する温室)、レミ・デ・ラ・フォセによって建てられた 2 つのパビリオンがあります。また、ヌーヴォー ジャルダンの中央にあるヨーロッパで最も高さのある噴水を見上げてみてはいかがでしょうか。
ハノーファー動物園まで足を延ばし、ヨーロッパで最も見応えのある動物園を見物するのもお勧めです。この動物園はいくつかのテーマ ゾーンに分かれており、世界中の稀少種が集められています。また、熱帯の家やジャングル ハウス、ショーのための舞台もあります。年間 100 万人以上が来園する人気ぶりなので、ぜひとも訪れてみましょう。熱帯雨林のある海洋生物水族館も人気の観光スポットです。
ハノーファーの街から南に 30 km (19 マイル) ほど離れたマリエンブルグ城は、ドイツで発見されたネオゴシック様式の歴史的建造物の中でも最も重要な 1 つとされており、今でもハノーファー王宮の伝統的な暮らしを垣間見ることができます。王宮とそのホールや大広間を巡るツアーも行われています。