場所1：Chiesa Evangelica Metodista - Via XX Settembre 122 c - ローマ
場所2：パラッツォ・ポーリのサラ・ダンテ - ポーリ通り54番地 - ローマ
場所3：Horti Sallustiani - Piazza Sallustio 21 - ローマ（ダブルコンサート：19:00pm、21:00pm）

四季のムードを表現する音楽は常に人気があり、ヴェルナーやフィッシャーなどのバロック時代の作曲家たちは、四季を表現する協奏曲のサイクルを制作しました。しかし、アントニオ・ヴィヴァルディの「四季」協奏曲のように、絵画的な細部まで正確に表現したものはありませんでした！
バロック時代全体が、季節によって決まる驚くべき自然の変化に深い関心を示していました。ベルニーニ自身も、素晴らしい彫刻の中でそれらを表現しています。バロック芸術は、人間と自然、人間と宇宙の関係について劇的な概念を持っています。ガリレオの発見によって、人間はもはや宇宙の中心ではなくなってしまったのです。その結果、自然の力に対する畏敬の念と驚嘆という新たな態度が生まれました。
ヴィヴァルディの四季は、彼の時代の象徴です。自然の壮大な描写だけでなく、音楽的な表現からも驚きの感情が伝わってきます。リズムを増やし、ハーモニーのコントラストを高めることで、一風変わったメロディーを生み出し、聴く人を驚かせることを狙った作品。こうして彼の音楽は、より自由で、より流動的で、語りたいストーリーをよりよく表現できるようになりました。春にはさまざまな鳥のさえずり、夏には嵐、秋には逃げ惑うキツネ、冬には歯軋りや降りしきる雨。

ローマでヴィヴァルディの「四季」をお楽しみください。オペラ・エ・リリカの弦楽五重奏とチェンバロによる、ヴィヴァルディの最も有名な作品であり、イタリア・バロック音楽の革命的な例。

ファースト・ヴァイオリン：エルヴィン・ディミトリ 弦楽五重奏 チェンバロ オペラ・アンド・リリカのファースト・ヴァイオリン、エルヴィン・ディミトリは、情熱的なエネルギーと生き生きとしたコミュニケーションを兼ね備えたアーティストとして知られています。1992年にビルケント・ユース国際交響楽団のコンサートマスターに就任。トラーパニのルリオ・ムジカーレ交響楽団、ナポリのラ・ヌォーヴァ・スカルラッティ交響楽団、パルマのトスカニーニ交響楽団など。ローマ・フィルハーモニー管弦楽団のファースト・ヴァイオリンに就任し、1997年からはローマ・ラツィオ交響楽団のメンバー。
プログラム
協奏曲RV 127, 151
協奏曲XI第4番イ長調
アレグロ・ノン・モルト／ラルゴ／アレグロ
1：協奏曲第1番 ホ長調RV269「春」アレグロ／ラルゴ／アレグロ（牧神の踊り）
2: 協奏曲 第2番 ト短調RV 315「夏」Allegro non molto - Allegro / Adagio - Presto - Adagio / Presto (Summer Storm)
3：協奏曲第3番 ヘ長調RV293「秋」アレグロ（農民の踊りと歌）／アダージョ・モルト（眠れる酔っぱらい）／アレグロ（狩り）
4：協奏曲 第4番 ヘ短調RV 297「冬」アレグロ・ノン・モルト／ラルゴ／アレグロ