現在、国家的な儀式や厳粛な行為に使用されている王宮では、ガイドが主な部屋を案内します。2,500以上の部屋があり、300年以上前のストラディバリウスの楽器や、マドリッドのサンタ・バルバラ・タペストリー工場で作られた貴重な刺繍のタペストリーなど、素晴らしいものがたくさんあります。エントランスから国王の居室へと続く大階段を見学し、その一室では、フェリペ6世と我が国を訪れる外国首脳との国際会議が行われています。その後、144人を収容できるグレート・ガラ・ダイニング・ルームの隣にある、国王と王妃の最もプライベートな部屋を見学します。王室コレクションには、素晴らしい磁器の間や、コラード・ジアキントがフレスコ画を描いた壮大な王室礼拝堂もあります。ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロの素晴らしいフレスコ画を鑑賞できる「玉座の間」が最後の見学場所です。
その後、スペインでここ数十年で最も重要な美術館プロジェクトである、新しい王室コレクション・ギャラリーに向かいます。エル・グレコ、カラバッジョ、ベラスケス、ティエポロ、ゴヤといった巨匠の署名が入った絵画、彫刻、武具、タペストリー、装飾品、山車など、650点以上の膨大な関連作品をご覧いただき、特別な建物で文化の旅をお楽しみください。