タウルス山脈の麓は、何千年もの間、旅と交易が盛んな地域でした。このツアーでは、この地方に今も息づく古くからの伝統に触れ、遊牧民のライフスタイルを間近で体験できるヨルユックの家族を訪ねます。まず、アスペンドスの珍しいセルジューク朝の橋をご覧ください。橋は4世紀ごろからケプリュサイ川のこの区間に架けられており、ガイドがその意味を説明してくれます。
13世紀に建てられたカルギハンのキャラバンサライも、この地域の長い往来の歴史を物語っています。ガイドと一緒に古代の宿の寝室、守衛の宿舎、浴場、祈祷殿を散策すれば、過ぎ去った時代や、旅の休憩と補給のためにここを通った何千人もの人々の気持ちが伝わってくることでしょう。
ヨリュックの人々は、何世紀にもわたって遊牧民の生活リズムを守ってきました。毎年春になると、彼らはキャンプと群れを温暖な海岸沿いの平原から山の夏の牧草地に移動させます。ヨリュック一家に会って、彼らの環境に負荷をかけないライフスタイルや、自分たちの家畜の毛で編んだ質素なテントハウスについて理解を深めましょう。
また、石と木材だけで建てられた独創的な「ボタンの家」で知られるオスマン・トルコ時代の美しい村、オルマナを散策する時間もあります。復路では、この地域で有名な野生の馬に出会えるかもしれません。