公園の中にある国立カポディモンテ美術館は、イタリアでも最大級の豊富な美術コレクションを所蔵しています。王宮として誕生したその部屋は、何世紀にもわたってナポリ王の遺産をすべて収容することを目的としていたのです。
記念碑的な階段を上ると、ティツィアーノ、マゾリーノ、マサッチョ、そしてラファエロやミケランジェロのデッサンからなる素晴らしいファルネーゼコレクションに出会うことができます。最大の美術史は、ロイヤルアパートメントで終わる1階の長さです。
2階は、中世からルネサンス、マニエリスムに至るまで、ナポリの美術を紹介し、廊下の突き当たりにあるカラヴァッジョの「ファルゲーション」までが展示されています。最後の3階はコンテンポラリーコレクションで、アンディ・ウォーホルの「ベスビオ」が主な作品の一つです。