20世紀初頭からラ・カネラとも呼ばれるサン・セバスティアン地区は、サンタ・クルス・デ・ラ・パルマとアリダン渓谷、タザコルテ港を結ぶ古い王道ラ・バンダの周辺に広がっています。
この元来の田舎道は、職人的な商売が盛んであったため、現在でも仮面作りの工房や大工の店などが残っており、近所の人たちの待ち合わせ場所にもなっています。
アーモンドチーズ、ビエンメサベ、ラパドゥーラなど、ラ・パルマの多くのお菓子やデザートの準備に、この基本的なスパイスを使ったパティシエたちがいました。島のお菓子の伝統は誰もが知るところであり、その多くは世界中に輸出され、口の中で甘さが際立ちます。食欲をそそるこのニックネームは、この界隈の通りに漂う香りに由来しています。