1960年代と70年代、大西洋を越えてリオデジャネイロとブエノスアイレスを往復する空想の旅に出かけよう。ブリッジで見張りの生活を体験したり、マシンルームの奥深くに立ってエンジンの安定した鼓動を感じたり。南米への楽しい航海中、軽快な音楽が流れるサロンで乗客と一緒にくつろぐ。

キャップ・サンディエゴは世界最大の民間博物館船である。この船は、1961年から62年にかけてハンブルク・サウス社のために建造され、1981年末まで南米に就航していた6隻の高速一般貨物船シリーズの現存する最後の船である。ハンブルクのユニークな海洋記念物は1988年以来博物館船となっており、ブリッジからハッチまで、そして心臓から頭まで見学することができる。

ガイド付きツアーでは、1850年から1930年までの移民たちの運命を描いたドキュメンタリー『スーツケースいっぱいの希望-ハンブルクの移民港』を見ることができる。ハッチ2には常設展示「一般貨物輸送とコンテナ輸送」があり、1960年から今日に至るまでの海上貨物輸送の歴史が、多くの歴史的画像と解説文でわかりやすく紹介されている。