タイとビルマの国境にある標高2,000メートルの最高峰ドイ・トゥンまでドライブ。ドイ・トゥンとは「旗の峰」という意味。かつてドイ・トゥン一帯で盛んに行われていたアヘンの植え付けにより、ドイ・トゥン周辺の森林地帯は破壊されてしまいました。1987年、国王のお母様主導でドイトゥン開発プロジェクトが設立されるまで、王室の作物代替プロジェクトにより、アヘン栽培はほぼ根絶されました。

ドイ・トゥン開発プロジェクトのドイ・トゥン・ロイヤル・ヴィラとメー・ファー・ルアン・ガーデンは、故マザー王女の庇護の下にあります。ドイ・トゥン・ツリートップ・ウォーク（Doi Tung Tree Top Walk）は、地上30メートルのメー・ファー・ルアン・ガーデンの木々の間を歩く、全長295メートルの遊歩道です。

さらに車を走らせ、山頂にあるプラ・タッド・ドイ・トゥン寺院（What Phra Thad Doi Tung）に向かいます。この寺院は西暦911年に建てられ、仏陀の左鎖骨が双塔に安置されていると信じられています。伝説によると、プラヤー・アチュタラート（チェンセン王）は、双子のパゴダが建てられた場所を示し、山の頂上から巨大な旗を掲げるよう命じたと言われています。