セブ島の東に位置するボホール島は、自然が美しく、歴史的にも豊かな島です。首都タグビラランには並木道や石造りの建物があり、18世紀にイエズス会によって建てられた教会もあります。この州は、国内でも有数のビーチがあることで知られています。海岸線沿いには、パングラオ島、カビラオ島、マヒナイ島、ラピンピン島など、ダイビングに最適な小島が数多くあります。早朝にリゾートを出発して、ボホール島の魅力を紹介する日帰り旅行に出かけましょう。最初の目的地はコレラの町にあるフィリピン・ターシャ財団で、世界最小の霊長類ターシャの保護施設となっています。この珍しい夜行性の生き物を自然の生息地で観察し、木から木へと飛び移ったり、頭を360度近く回転させたりする彼らの敏捷さに驚かされます。スペインのミゲル・ロペス・デ・レガスピ(Miguel Lopez de Legazpi)と先住民の酋長ダトゥ・シカトゥナ(Datu Sikatuna)が象徴的な飲み物で友好を誓った場所です。すぐ近くには、ボホール島に数多くある石造りの教会のひとつ、バクラヨン教会があります。近年、強い地震によって鐘楼とポルティコのみを失ったこの教会には、膨大な宗教美術のコレクションや教会衣装、動物の皮にラテン語で刻まれた教会音楽のリブレットなどが展示された博物館があります。ビラール人工林を通りながらツアーを進めます。