3時間の観光ツアーで、パレルモのカプチン会カタコンベにある修道士やルミナリエのおぞましい遺跡を探検しよう。ミイラ化した遺体が並ぶ広大な人間図書館の中を、じめじめした廊下を歩き回る。
1599年、カプチン会修道士がカタコンベに死者をミイラ化させる謎の防腐剤があることを発見したときに発足したこの遺跡の目的は、命のはかなさを考え、世俗的な品物のはかなさを考えることである。
カタコンベに埋葬された最初の遺体であるグッビオの修道士シルベストロのミイラを含め、最終的に8,000体もの男女の遺体がカタコンベに埋葬された。死体は修道士、処女、教授などのカテゴリーに分けられ、朽ちた衣服で判別できることが多い。廊下を歩いていると、画家ベラスケスのミイラ化した死体など、無惨な死体が目に飛び込んでくる。
おぞましいカタコンベから抜け出し、パレルモから6マイル(10キロ)離れたモンレアーレへ。12世紀に建てられたアラブ・ノルマン様式の大聖堂は、ノルマン建築の世界でも最も素晴らしい例のひとつである。
13世紀末に完成したベネディクト派の回廊でツアーを終える。繊細なアーチと白い大理石の柱に囲まれた美しい庭園を散策しよう。