最初の目的地はサンタポリナーレ・ヌォーヴォ。その鮮やかなモザイクと印象的な建築で、訪れる人々を畏敬の念で包み込むバシリカです。元々はパラティーナ礼拝堂として建てられ、後に礼拝堂となりました。身廊に並ぶモザイク・パネルには聖書の場面が描かれ、旧約聖書と新約聖書の物語が紹介されています。これらの物語に命を吹き込む精巧な職人技と鮮やかな色彩に驚嘆してください。最も象徴的なモザイク画のひとつは、三賢者が赤ん坊のイエスに会うために旅する様子を見事に描いた「三賢者の行列」です。
次に、ラヴェンナの初期キリスト教美術の美しさを示す、小さいながらも息をのむようなモニュメント、ガッラ・プラチディア廟に向かいます。ユネスコの世界遺産に登録されているこの霊廟に足を踏み入れ、壁や天井を飾るきらめくモザイク画に魅了されてください。深いブルーの色合いと複雑なデザインが幽玄な雰囲気を醸し出し、5世紀にタイムスリップしたかのよう。霊廟を散策する際には、キリスト教信仰の力強いシンボルである「良き羊飼い」を描いた見事なモザイク画をお見逃しなく。
その後、ビザンチン建築の傑作と言われるサン・ヴィターレ大聖堂を訪れます。一歩足を踏み入れると、壁や吹き抜けの天井を覆う複雑なモザイクのデザインに魅了されることでしょう。ユスティニアヌス帝とその宮廷が描かれた後陣のモザイクは圧巻。テオドラ女帝が描かれたモザイク画の壮大さにも匹敵します。八角形の形と高くそびえ立つドームを持つバシリカのデザインは、当時の建築技術の高さを示しています。
最後に、見事な初期キリスト教のモザイクで知られるネオニアーノ大寺院を探検します。洗礼盤の複雑なデザインと、キリスト教の重要なシンボルであるキリストの洗礼を描いた見事な天井のモザイク画をご鑑賞ください。
ガッラ・プラチディア、サンタポリナーレ・ヌオーヴォ、サン・ヴィターレ、そしてネオニアーノ大寺院の見学の締めくくりとして、これらの素晴らしい遺跡の芸術性と文化的重要性をより深くご理解いただけることでしょう。ラヴェンナのモザイク画はまさに目の保養であり、この街の豊かな歴史と不朽の美しさを物語っています。
(雨天決行)。