アンナプルナ・サーキットは、低地の亜熱帯林や段々畑から、高山の草原や砂漠の高原まで、素晴らしい景色の数々を巡ります。トレッキングは通常ベシサハルから始まり、絵のように美しい村々を巡りながら、グルング族やタカール族など様々な民族との出会いを含め、この地域の豊かな文化のタペストリーを体験することができます。

トレイルを登っていくと、荘厳なアンナプルナ山脈やダウラギリ山脈など、そびえ立つ峰々の感動的な眺めを楽しむことができます。このトレッキングは、標高5,416メートルに位置する世界最高峰のトレッキング峠のひとつ、トロング・ラ峠を越えるもので、チャレンジングでありながらやりがいのある経験です。

旅の間中、トレッカーは茶屋のもてなしを受け、そこで休息し、補給し、冒険家仲間と交流します。このトレイルは、ヒンズー教徒と仏教徒にとって重要な巡礼地である神聖なムクティナート寺院も通ります。

アンナプルナ・サーキット 日程表
曜日
1
カトマンズからカトマンズ渓谷の西、ベシサハル（標高760m）へ。
旅程の概要
運転時間
(190km／118マイル）6～8時間
早朝、朝食後、ローカルバスでベシシャールまで約6～7時間（190Km）。ルートは絵のように美しいトリシュリ川に沿って谷を抜け、マルシャンディ川沿いに位置するベシサハールへ。走行中、素晴らしい段々畑、美しい村々、豪華なガネーシュやマナスルの雪峰を見ることができます。

曜日
2
ベシサハル（標高760m）からチャメ（標高2710m）へ。
旅程の概要
運転時間
(66.5キロ／41.3マイル）7～8時間
ローカルバスでチャメへ。バスのルートは、マルシャンディ川沿いのいくつかのジャングルや段々畑を通ります。平和なジャガット・バザールを通過し、ダラパニ（1860m）で許可証を登録するために小休止します。ダラパニはアンナプルナ・トレッキングのメイン・エントリー・ポイントです。その後、チャメに着くまでバスの旅を続けます。

チャメには賑やかなバザールがあり、マルシャンディ川沿いには若返りの温泉があります。チャメからは、アンナプルナ2世（7,937m）とラムジュン・ヒマール（6,932m）の素晴らしい眺めを谷の上に見ることができ、振り返ればマナスル（8,154m）とピーク29（7,833m）を見ることができます。

曜日
3
チャメ（標高2,710m）からアッパー・ピサン（標高3,300m）までトレッキング。
旅程の概要
トレッキング距離
13.2km / 8.2miles
最高高度
3,115m / 10,200ft
トレッキング期間
5～6時間
チャメからトレイルを歩き始めると、まず急で狭い谷を抜け、川から1500メートルもそびえ立つ湾曲した岩壁、パウンダ・ダンダ・ロック・フェイスを眺めます。パウンダ・ダンダ・ロックとともに、南のアンナプルナII峰と北東のピサン峰をはっきりと望むことができます。その後、マナン渓谷の底まで下り、この日の目的地であるピサン（Pisang）に到着。

曜日
4
ピサン（標高3,115m）からマナン（標高3,540m）までトレッキング。
旅程の概要
トレッキング距離
17km / 10.6miles
最高高度
3,540m / 11,300ft
トレッキング期間
5～6時間
この日もゲルを経由してピサン山上部のトレッキングを続けます。アンナプルナII、III、IV、ガンガプルナ、ティリコ、ピサン峰の素晴らしい北壁が見られるので、このコースを選びました。登るにつれ、空気が冷たく、乾燥し、厳しくなっていくのを感じるでしょう。このトレイルでは、マナンへ到着する前に、チベット風の集落をいくつか訪れ、そこから仏教文化に触れることができます。マナンでは、マナン最大の僧院であるバルジ僧院を訪れます。

曜日
5
マナン（標高3,540m）からヤク・カルカ（標高4,050m）を経てレダー（標高4,200m）までトレッキング。
旅程の概要
トレッキング距離
9.4km / 5.8 miles
最高高度
4,050m / 14,275ft
トレッキング期間
3-4時間
トレイル5日目は、標高差500メートル以上のチャレンジングなコース。まずはタンキ・マナン（マナン村の上部）へ。タンキ・マナンでは、平らな屋根の石造りの家々が見えます。荒涼とした場所です。さらに進むと、小さな村グンサン（Gunsang）に到着し、まもなくヤク・ハルカ（Yak Kharka）と呼ばれるのどかな草原に到着します。ヤク・カルカまでの道のりは難しかったかもしれませんが、ヤク・カルカからレダールへの道は簡単です。レダールで一泊します。

曜日
6
レダー（標高4,200m）からトロン・ペディ（標高4,525m）までトレッキング。
旅程の概要
トレッキング距離
8.5km / 5.2 miles
最高高度
4,525m / 14,525ft
トレッキング期間
4-5時間
今日のトレッキングは、高所順応も兼ねて3～4時間の短いものになるでしょう。レダールを後にし、ジョルサン川（標高4310m）を渡り、ペディ（標高4525m）まで歩きます。ペディとはネパール語で丘のふもとのこと。

曜日
7
トロンペディ（標高4,525m）からトロンラ峠（標高5,416m）を経てムクティナート寺院（標高3,760m）までトレッキング。
旅程の概要
トレッキング距離
15.6km / 9.6miles
最高高度
5,416m / 17,756ft
トレッキング期間
9時間
この旅で最も困難なのは7日目です。世界で最も高い峠のひとつであり、このトレッキングの最高地点でもあるソロング・ラ峠を越えるからです。朝3時に早起きして、凍った空気と荒れた高地のトレイルに挑みますが、峠からの眺めはその価値があります。

北側のトロンラ峠からは、チベットまで続く雄大なヒマラヤ山脈のパノラマが広がり、引き返すとアンナプルナ山群が見えます。トロンラ峠からの眺めを楽しんだ後、ムクティナートへ下山。

下りはかなり急で、3時間から4時間かかります。ムクティナートはヒンズー教徒と仏教徒の両方にとって神聖な場所で、仏教徒はチベット語で百の水を意味するチュミグ・ギャツァと呼んでいます。ムクティナート寺院には108の水源があり、カリ・ガンダキから冷たい水が流れています。さらに、2,000年以上も燃え続けている永遠の炎も見ることができます。

曜日
8
ムクティナート（3,760m／12,623フィート）からジョムソム（2,720m）へ、そしてタトパニ（1,200m／3,940フィート）へ。
旅程の概要
運転時間
(113km／70マイル）6～7時間
8日目、ムクティナートから公共交通機関で移動。道は谷を下ってジョムソムへ。やがてカリ・ガンダキ川の谷底に到着し、ムスタンの県庁所在地であるジョムソムへ。ジョムソムの賑やかな市場は、それまで訪れていた風光明媚な農場や農村とは一変。ジョムソムでしばらく休憩し、タトパニ行きのローカルバスに乗ります。

私たちの旅は、世界で最も深い峡谷を通り、乾燥した高地から緑豊かなジャングルや農地のある低地へと向かいます。バスの旅の間中、アンナプルナやダウラギリのヒマラヤ山脈の素晴らしい景色を楽しみながら、ついにタトパニに到着します。タトパニでは、近くの温泉に浸かってから夜を明かします。(タトパニはネパール語でお湯の意味）。

曜日
9
タトパニ（標高1200m）からポカラ（標高850m）へ。
旅程の概要
運転時間
(197km／122マイル）6～7時間
タトパニのホテルで早起きし、地元の交通機関でポカラへ。ポカラに到着する前に、美しいベニ・バザールの町を通過する必要があります。
ポカラは観光客のパラダイスで、必要な設備はほとんど整っています。ポカラを散策したり、夕食の手配をしたりすることをお勧めします。一番おいしいものが恋しくなってからずいぶん経つでしょう。

曜日
10
ポカラ（標高820m）からカトマンズ（標高1,350m）へ。
旅程の概要
運転時間
(200km / 124マイル）6～7時間。
そして10日目の早朝、観光バスでカトマンズに戻ります。この200キロのルートは、まずマルシャンディ川に沿って進み、次にトリシュリ川に沿って進みます。バスは最後の登りを行い、カトマンズに戻ります。思い出に残る旅になったことと思います。