チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス（以前はヴィクトリア・ターミナスとして知られていました）でツアー開始。ユネスコ遺産に登録されているCSTは、ヴィクトリア朝ゴシック・リバイバル建築のインドにおける最良の例と言えるでしょう。注目すべきは、ゴシックの要素とインドの伝統建築に由来するテーマが融合していることでしょうか。毎日600万人以上の通勤客が利用するCSTは、世界で最も混雑する鉄道駅のひとつです。
有名なスターリング・シネマや、思い出に残る学校対抗クリケットの試合が何度も行われたアザド・マイダンを通り過ぎ、フローラの泉まで歩きます！フローラ噴水はムンバイで最も有名な噴水です。ポートランドの石で彫刻され、ローマ時代の花の女神の壮大な像があります。マハラシュトラ州の独立のために戦って亡くなった人々に捧げられています。
エロス・シネマは、アール・デコ様式で建てられた映画館。1938年に建築家ソラブジ・ケイクフシュル・ブドワールによって建設されました。内部の装飾はフリッツ・フォン・ドライベルグが担当。半円形の塔を頂点に何段にも重なる建物は、まるでウエディングケーキのよう。
ムンバイの建築散歩の次の旅程は、エンプレス・コートと呼ばれる印象的なアール・デコ調の住宅。アール・デコ調の建物に住むことは、かつては地位と富の象徴でした！
ムンバイの高等裁判所の建物は、ゴシック建築の見事な見本です。デザインは大佐。JAフラーの建物の特徴は、巨大な塔と広い階段。建物の上にある正義と慈悲の像は、法を守る市民にインスピレーションを与えています！
ムンバイの建築散歩-ラジャバイ・タワー
次はムンバイのビッグベンへ。ムンバイ大学の敷地内にあるラジャバイ・タワーは、ムンバイのビッグ・ベンと呼ばれています。ユネスコ遺産に登録されているラジャバイ・タワーは、リバイバル・ゴシック様式の重要な建造物です。125年の歴史を持つこの建物は、ゴシックとアール・デコの要素が融合しています。
1862年、デビッド・サスーンというユダヤ人銀行家が、読書室兼図書館として壮麗なゴシック建築を建てました。7万冊の貴重書を所蔵する図書館は、午後の小旅行に最適。
エルフィンストン・カレッジは、ムンバイにあるもうひとつのゴシック建築です。1856年に設立された同校は、バル・ガンガダール・ティラク、BRアンベードカル博士、ジャムシェドジ・タタといった優秀な卒業生を輩出してきました。
リーガル・シネマは、ムンバイ初のアール・デコ様式の映画館。1933年に建設されました。リーガル・シネマの建物は、チャールズ・スティーブンスの設計によるもので、彼の父フレデリック・ウィリアム・スティーブンスは、私たちがこのツアーを始めたビクトリア・ターミナスを設計しました。
インド門でムンバイの建築ツアーを終了。1911年、ジョージ5世とメアリー王妃の到着を歓迎するために建てられました。この壮大な門の構造は凱旋門で、主にインド・サラセン様式の建築様式で建てられており、イスラム教の要素も取り入れられています。1948年2月28日、最後のイギリス軍がインド門を通過し、イギリスによるインド支配の終わりを告げる式典が行われました。