マドリードにあるMapfre Foundationを訪れ、アバンギャルドな文化や芸術的なドキュメンタリー写真のためのスペースを発見してください。19世紀後半から20世紀半ばまでの時代を中心に、絵画、写真、スケッチなどの作品をご覧ください。

2025年8月24日まで、2つの素晴らしい企画展をお楽しみいただけます：

ホセ・ゲレロ景観について
ホセ・ゲレーロ（グラナダ、1979年）の写真は、常にシリーズで構成され、写真イメージを通して風景や建築の表現と知覚を継続的に研究しています。ラ・マンチャ、カッラーラ、シエラネバダ、テムズ川など、象徴的で歴史的な場所を、光、色彩、雰囲気を駆使してダイナミックに変貌させる彼の写真は、見る者の文化的背景を巻き込み、意味や含蓄に満ちた詩的なまなざしを呼び起こします。
この展覧会は、彼のこれまでのキャリアの20年以上にわたります。

フェリペ・ロメロブラボー
ブラボ」は、2021年にMAPFRE財団が創設した国際的な写真賞「KBr Photo Award」の第2回受賞プロジェクト。コロンビアの写真家フェリペ・ロメロ（1992年、コロンビア・ボゴタ）は、他の多くの作品と同様、緊張と対立の空間であるメキシコとアメリカの国境、特に1000キロ以上にわたる分断の一部であるリオ・ブラボー川（アメリカではリオ・グランデ川として知られる）の一区間への考察を誘います。
両国間の彼の人物、風景、建築物のイメージは、待つということ、そして国境のアイデンティティの複雑さについての冷静なビジュアル・エッセイを形成しています。

ニコラス・ニクソンブラウン姉妹(1975-2022)
ニコラス・ニクソン（1947年、デトロイト生まれ）は、現代写真史において重要な人物。その深く共感的なまなざしで知られるニクソンは、2017年まで芸術活動とマサチューセッツ芸術大学での教職を両立。彼の最も象徴的なプロジェクトは、1975年に始まった、妻のビバリー・ブラウン（ベベ）と3人の姉妹を毎年描くシリーズ『The Brown Sisters』(1975-2022),。ニクソンは洗練されたテクニックと深い人間的な眼差しで、日常を感情的で力強い視覚的物語に変え、美術史上最も感動的な時の流れの描写を私たちに突きつけます。
2022年の最終写真に続き、ニクソンはこのシリーズを完結させました。

写真クレジット
ホセ・ゲレロ
Hwy-80（ウェンドヴァー近くの家）、UT州、2011年
シリーズ “After the Rainbow “より
MAPFRE財団コレクション
© José Guerrero, VEGAP, Madrid, 2025

フェリペ・ロメロ・ベルトラン
エル・フリキの友人とピンクの壁
ブラボー
© Felipe Romero Beltrán

ニコラス・ニクソン
ブラウン姉妹、2022年
ゼラチンプリント
マプフレ財団コレクション
ニコラス・ニクソン