リスボンで最も古い地区のひとつで、ファド発祥の地でもあるムラリアで夜を始めましょう。ガイドが、ファドのパイオニア、マリア・セヴェラがかつて住んでいた家を通り過ぎ、リスボンの歴史ある一角の奥深くへとご案内します。

この短い散策の後は、美しい古い宝石のアトリエを改装したレストランで、ポルトガルのタパスと呼ばれるpetiscos をお楽しみください。3種類のコロッケを地ビールでどうぞ。

アルファマ地区を下りると、ガイドがリスボンで最も美しい2つの展望台（miradouros）にご案内します。これらの見晴らしの良い場所からは、夕暮れ時の息を呑むような街の景色を眺めることができます。その道中、ガイドがファドの魅力的な起源を紐解き、これから始まるショーへの理解を深めてくれることでしょう。リスボンの街角や居酒屋でファドがどのように生まれ、今日のパワフルでエモーショナルな音楽へと発展していったかを学びます。

とはいえ、待望のショーの前に、まだもう1つ寄るところがあります。実際にアルファマに住んでいる人の家に立ち寄って、自家製の美味しいジンジン派を試してみましょう。地元のコミュニティとつながり、アルファマの日常生活を垣間見る素晴らしい機会です。

最後に、リスボンの有名なファドハウスで、ガーリックシュリンプ、塩タラ、豚の頬肉をじっくり煮込んだ料理など、ポルトガルの伝統料理を味わう豪華な3コースディナーをお楽しみください。ファド音楽のソウルフルな音色が部屋を満たすと、ファドの伝統に欠かせないポルトガルの概念、saudade、深くメランコリックな憧れを理解するようになるでしょう。