マッジョーレ湖畔のボッロメーオ生誕の地アローナに建てられたサン・カルロ像のガイドツアーでは、ピエモンテとロンバルディアの間にそびえる大きな湖の絶景を眺めながら、巨像の細部までご覧いただけます。列聖後、ミラノの大司教の偉大さを称え、1698年に落成したサン・カルローネは、ニューヨークの自由の女神像が建設されるまで、2世紀以上にわたって世界最大の像であり続けました。ガイドツアーでは、台座の後方までご案内し、2つの鉄製の螺旋階段を登ると、バルコニーの最初のパノラマポイントに到着します。樹齢数百年の木々の間から見えるマッジョーレ湖は、銅板を打ち込み、釘とタイロッドで固定した像を囲んでいます。ツアーは聖人の服のひだの中を進み、扉を開けると頂上まで登ることができます。頂上に着くと、聖人の目、鼻の穴、耳に相当する円形の穴や、背中の穴から周囲の景色を観察することができます。聖像から数メートルのところにあるサン・カルロ教会は1614年に建てられ、礼拝堂の中には聖人の遺品が木彫りの扉のついた2つのキャビネットに収められています。