肥沃な大地と温暖な気候、澄んだ水。1800 年台、ワンヌガイはニュージーランドでも代表的なマオリ族の居住地として栄えました。今日では、素晴らしい博物館やリバーボートでのクルーズ、周辺のきれいな田園地帯が、ワンガヌイの観光の目玉となっています。
ワンガヌイ リージョナル博物館を訪ねて、この地域の先住民族の歴史について知ってください。博物館では、木製の戦闘用カヌー (Te Mata o Hoturoa War Canoe) をぜひご覧ください。丸太から掘り出され、凝った彫刻で飾られた見事なものです。そのほかにも様々な歴史的遺品が展示されていますのでマオリ文化について造詣を深めるよい機会となるでしょう。北島の固有種の生きものや植物などに焦点を当てたインタラクティブな展示品もあります。
マオリ族のアートをご覧になりたい方は、サージェント ギャラリーへお出かけください。マオリ族の手になる興味深い美術品が鑑賞できます。ドメニコ ピオラ、ウィリアム エッティ、レリオ オルシをはじめとする画家たちが描いたニュージーランドの風景画も展示されていますので、ご覧ください。
次はウォーターフロントに向かい、クロニクル グラス スタジオを訪ねましょう。プロの吹きガラス職人たちが、美しい壺を制作する様子をご覧ください。あるいは、1 日体験コースに参加して吹きガラスに挑戦してみては。ガラス製のペーペーウェイトを作ってお土産に持って帰ることもできます。
公園を通り抜けてしばらく歩くと、ワンガヌイ リバーボート センターに到着します。川の歴史を伝える品々がいくつか展示されていますが、中でも注目に値するのが修復されたワイマリー号です。ワンガヌイで利用された最後の外輪式蒸気船でしたが、1952 年に沈没し、その後 41 年間も水中に沈んでいました。大変な修復作業の後、歴史的な船は復活し、ふたたび乗客を乗せて穏やかな川をクルーズすることができるようになったのです。
ワンガヌイには様々な種類の宿泊施設がありますので、それぞれ異なるご要望に応えてくれるでしょう。町中には数多くのレストランやホテルがあり、ヘルシー志向の料理を提供しています。
ワンガヌイに行くには、地元の空港までのフライトを利用するか、車を利用してください。オークランドから約 5 時間、ウェリントンからは 3 時間以内で到着します。ワンガヌイに旅行される際は、周辺のカントリーサイドや豊かな文化をゆっくりと堪能できるよう、3 ~ 4 日は滞在することをおすすめします。