ノルマンディーといえば、風化した白い崖と第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦で有名です。広大なこの地は、1066 年のノルマン人によるイングランド征服など、戦争の歴史と切っても切り離せません。かつてのままの姿を残す村々を訪れて、その伝統や歴史に触れてみてください。
美しい景色が待ち受けているおすすめスポットのひとつに、名高いル モン サン ミシェル島があります。中世の街並みに軒を連ねるショップやレストランを冷やかしながら、島の丘陵の上にそびえるモン サン ミシェル修道院を目指して登りましょう。
北東部には、バイユーの町があり、オール川のほとりにたたずむバイユー ノートルダム大聖堂と可愛らしい旧市街を見物できます。ここでは、バイユー タペストリー博物館を訪れてください。11 世紀に繰り広げられたノルマン朝の侵攻の様子が描かれた刺繍は必見です。70 m にもおよぶ生地に施されています。
さらに東に 30 km ほど移動すると、カーンの町に到着です。 カーンの記念碑やカーン植物園などの見どころをお忘れなく。1063 年に征服王ウィリアム 1 世が造らせた男子修道院も歴史ある名所のひとつです。
世界的に知られる古都ルーアンでは、荘厳なルーアン大聖堂を拝観しましょう。美しい海辺の町ルアーブルに足を延ばしたら、対岸のオンフルールで 17 世紀の港も散策してください。
ノルマンディー地方北部では、ソード ビーチやゴールド ビーチなどの海岸沿いで、数々の博物館とモニュメントからノルマンディー上陸作戦の歴史を学ぶことができます。20 万本以上もの十字架が建ち並ぶノルマンディー米軍英霊墓地は、その痛切な史実を物語っています。
作りたての郷土料理と名産のリンゴは、忘れずに試しましょう。カマンベール チーズ農場でテイスティングするも良し、海沿いのレストランでシーフードを堪能するも良し。美味しい食の宝庫です。
イギリス海峡を見渡すこの地域は、フランス北部にあり、ブルターニュ地域とノール パ ド カレー地域に挟まれています。中心地までは、パリから北西に約 190 km あります。年間を通して湿度が高い一帯ですが、冬は比較的温暖で、夏も過ごしやすいのが特徴です。
ノルマンディーは豊かな歴史と美しい島々、おいしいリンゴと生い茂る緑の草原に代表される魅力的な地域です。