フレンチ スタイルの大通り、新古典主義の宮殿、大きくて美しい公園など、魅力あふれるブカレスト。共産主義時代以前は "東のパリ" として名を馳せていました。共産主義時代が終わり、街はだんだんとその栄光を取り戻しています。現在のブカレストはモダンな街。修復された宮殿や、きれいなフレスコ画がある教会を見学したり、オープン カフェでお茶をしたりできます。またナイトライフや文化体験も魅力の 1 つ。
ブカレスト散策は素晴らしい建築物見学からはじめましょう。彫刻や浅浮彫りが素晴らしい凱旋門は必見。この花崗岩でできた巨大な建造物は、第一次世界大戦で戦ったルーマニアの兵士たちを称えるものです。国会議事堂としては世界有数の大きさを誇る国民の館も見どころの 1 つです。
革命広場は、1989 年に独裁者ニコラエ チャウシェスクとその妻が逃亡した場所。この広場には、現在は国立美術館として使用されている元王宮の建物と、クレツレスク教会が立っています。教会は 18 世紀に建てられたもので、ルネサンス、バロック、ビザンチン、オットマンの各様式が混ざったブルンコヴェネスク様式が採用されています。
ブカレストにはリラックスできる緑のスペースがたくさんあります。17.5 ヘクタールの広さを誇るブカレスト植物園をのんびりと歩いてみましょう。チシュミジウ公園にある湖でボートを漕ぐのもおすすめ。この湖は冬になるとスケート リンクになります。ヘラストラウ公園内にある農民博物館では、昔のルーマニアを体験できます。この屋外の博物館にはルーマニア各地の伝統の家屋が展示されています。一番古いものは 17 世紀の家屋。
レストランやカフェ、クラブなら旧市街がおすすめ。ソーセージとキャベツを使ったルーマニア料理に舌鼓を打ちましょう。カフェやクラブは朝まで開いているところもあります。ドームが印象的な丸形のコンサート ホール、アテネ音楽堂では、クラシック音楽を楽しめます。
最寄りの空港、アンリ コアンダ国際空港は、街から北方向に 16 km ほど行ったところにあります。ヨーロッパ各国からは鉄道を利用してアクセス可能。ブカレスト市内は交通機関が充実しているので、どこへ行くにも困ることはないでしょう。その他、レンタカーやタクシーも利用できます。タクシーは比較的安価です。
ブカレストは、コンスタンツァの考古学的遺跡から約 225 km、トランシルヴァニアの中世の街や城から約 402 km のところにあります。